「ネオクラシック」
そんな言葉がバイクの世界では当たり前に使われていることを皆さんご存知だろうか。
流行っているというより既に一つのジャンルのように定着している気がする。
バイクの種類に
- ネイキッド
- スポーツ
- アメリカン
- オフロード
- ネオクラシック ⇦NEW
と追加されそうな勢いでラインナップも増えているし、販売台数も順調なようだ。
それに伴い、「ネオクラシック」なオートバイにまたがるライダーには「ネオクラシック」なヘルメットが必要なのではないだろうか。
そんな悩めるライダー諸君に今回はネオクラシックにぴったりな「かっこいい」ヘルメットを10個紹介させてほしい。
【 目次:Contents 】
ネオクラシックとは
元々の意味合いとしては1960年・1970年ごろの車・バイクを「クラシック」
その1960~1970年代からみて新しい「ネオ」ということで「ネオクラシック」は1980年代頃のものをと表現していたとのこと。
しかし、今の「ネオクラシック」の意味は少し変化し、「クラシックな見た目」❌「現代の性能」になっている。
見た目はどこか懐かしいものの、エンジンや足回り、環境性能も現代のもので作られた高性能なものであり、壊れにくい「ネオクラシック」と壊れやすい「クラシック」で明らかな分岐点があるようだ。
各メーカーもネオクラシックなバイクを発売していて販売台数も順調。
例として何台かお見せする。
HONDA(ホンダ):HAWK 11(ホーク イレブン)
2022年4月に発表された新モデルで1970年代に登場した「HAWK(ホーク)」シリーズの復活モデルと言える。
「絶対に人気出るだろ・・・」と思ってしまった。
KAWASAKI(カワサキ):Z900RS
YAMAHA(ヤマハ):XSR900
SUZUKI(スズキ):GSX1100S KATANA
また4輪界隈でも「ネオクラシック」人気が続いており、ホンダの名車「ビート」の新型「S660」の外見を一気に「ネオクラシック」に出来る「S660 Neo Classic KIT」が発売された。
しかもこれが純正オプションだというから驚き。
「ネオクラ」などと略されて言われていることも多いのでここヘルメットハッカーでも積極的に「ネオクラ」と表現していきたいと思う。
ネオクラ。
ネオクラシックな「かっこいい」ヘルメット紹介
ここからはそんな「ネオクラ」なバイクに似合うヘルメットを紹介。
Arai(アライ):ラパイドネオ
よみがえる、3本スリット
スタイリッシュさを持ちながらもアライらしい丸い帽体、そしてラパイドの象徴3本旧作RAPIDE IRスリットを持ったラパイド・ネオ。
アライの衝撃を躱す帽体、VASシールドシステム、プロシェードシステム等アライの最新機能を搭載。ベンチレーションとは無縁のフォルムに見えるが、しっかり考えられたデザインを持っている。
グラフィックモデルラインもクラシック色全開のカラーリング。現在は「NUMBER(ナンバー)」、そして「HA(エイチ・エー)」の2シリーズを展開。特にこの「HA」。全米のロードレース選手権であるAMAスーパーバイク選手権でホンダが活躍した1980年代のカラーを再現。ロゴになっているHAという文字はアライの創始者、新井廣武(ARAI HIROTAKE)からきている。
クラシックな見た目はネイキッド、アメリカンバイク等と相性が良く公式のギャラリーでもモデルが乗るバイクはYAMAHAのXSR900やKawasakiのZ900RSカフェ、ハーレーダビッドソンが採用されている。
Arai公式 引用
SHOEI (ショウエイ):グラムスター
コンセプトはアライのRAPIDE NEO(ラパイド ネオ)同様のネオクラシックフルフェイス。
クラシックを感じさせるロゴ、2本のロアインテーク、シェル自体のデザイン。
しかし中身は
- クリアな視界の新開発CPB-1Vシールド。
- シールドの不意の開放を防ぐロック機能。
- 曇り止めピンロックEVOレンズ標準装備。
- 全て取り外し可能の内装。
- 緊急用ヘルメット取り外しシステム「E.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)」。
と最新技術をこれでもかと盛り込んでいる。
BELL(ベル): BULLITT
1960年台の初代「STAR(スター)」のデザインを意識しつつ、今風にモディファイさせたモダンクラシックスタイルフルフェイスヘルメット「BULLITT(ブリット)」。
ボタンストラップに見えるのはベンチレーション。シールドは現代の可動式、洗える内装、インカム用のスピーカーポケットと使い勝手はそのままに、スタイルはレトロに攻めれる。
LEAD(リード):RX-200R
1980年代発売の「RX-200」のリバイバルモデルが「RX-200R」
当時の雰囲気を大事にしつつ使いやすいシールドに改良、あごひもは脱着しやすいワンタッチバックルにするなど現代を取り入れたまさにネオクラシック。
シンプルな見た目ゆえに重量も軽い1400g。
購入者には当時のリード工業・JAPANSPEED・DARMAH・MURREY復刻ロゴステッカーがついてくる。
あごひもは当時物を再現したDリング方式。そしてフェイスウィンドウ(顔が出る部分)の幅が少し広いのが特徴の「RX-100R」も検討してみてほしい。
Scorpion(スコーピオン): EXO-HX1
変形が可能なストリートファイタールックなフルフェイスヘルメットが「EXO-HX1 」
どんどん増えてきたストリートファイタースタイルのバイク、ネオクラシックなバイクにも合う。
シールドの可動が特殊でネオジウム・マグネティック・フェイスシールド・メカニズムと呼ばれるものを採用。非常に滑らかに動かすことができるが、つけ外しには六角ボルトを外す必要がある。
インカムスピーカー取り付けスペース、スタイルチェンジに必要なピークバイザーもセット。
Scorpion(スコーピオン): COVERT
スコーピオンを語る上では外せないのが「COVERT」
フルフェイス⇨セミジェット⇨ハーフと変形できる。
このデザインはすでに米国で特許を取得したらしい。
業界最先端のポリカーボネートシェルは、重量を最小限に抑えつつも、衝撃を分散させるように設計。
シールドも曇りにくい加工が施されている。
ネオクラシックはもちろん、アメリカンやストリートのバイクにマッチングする、まさに「Bad Ass!!」なヘルメット
PREMIER(プレミア): TROPHY(トロフィー)
ヴィンテージの雰囲気しか感じない見た目のフルフェイスヘルメット「TROPHY(トロフィー)」
カーボンで作られた帽体に洗える内装。
そして簡素な機能ではあるが恩恵とも言える重量はなんと1.220±50g
プレミアの歴史をしっかり感じられる一品。
SIMPSON(シンプソン): M50(モデル50)
1970年代から変わらないビンテージスタイル「M50」。
シールドもない本格的なクラシックスタイル。額の5個のボタンストラップには別売りのバイザーを取り付けてビンテージモトクロススタイルにも出来る。
カラーバリエーションも豊富なので愛車や服装に合わせて楽しむことが出来る。
マルシン工業: DRILL (ドリル)
ビンテージテイスト溢れるデザインの、ネオクラシック・フルフェイス ヘルメット。
先程のエンドミルと異なりシールドがない漢のスタイルがドリル。
カラーバリエーションが豊富でライダーのスタイル、愛車のカラーに合わせて選べる。
額の3点ボタンには汎用バイザーが取り付け可能。
このドリルにぴったりのゴーグルも発売したとのこと。
AGV(エージーブイ): X3000
70年以上続くAGVの歴史のなかでレジェンドライダー達が使用したデザインをビンテージの形を持ちながらも最新の技術で作られたヘルメットで再現。
昔ながらの形を感じつつも他とは違う形で際立つ。
アメリカン・クラシック・ネオクラシックバイクにとても似合うヘルメット。
まとめ:ネオクラシックなヘルメットはかっこいい
今回は以上になります。
いっときのブームかと思いきや、今やジャンルの一つにまでなった「ネオクラ」。
オートバイもどんどん「ネオクラ」なスタイルの新モデルが発表となり、ますます人気が出てくると思います。
バイクをネオクラにしたら、ぜひライダーもネオクラになってみて下さい。
それではまた別の話で。
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