今回は日本を代表するヘルメットメーカー SHOEI(ショウエイ)がネット通販において新たな制度を取り決め、それが大きな波紋を呼びました。
ネット通販をみているとあきらかにその影響を感じたので少し出遅れてしまいましたが、その内容を簡単にまとめたので興味ある方は是非お読みください。
【 目次:Contents 】
SHOEI正規取扱店じゃないと販売出来ない?
2019年4月1日からショウエイの講習を受けた店舗でないとショウエイのヘルメットを販売出来なくなる制度を導入。
これは実店舗だけではなくWEB店舗も共通の模様。
そして現時点ではネット通販専門店として認証を取得しているのはバイクパーツ・用品通販の大手、Webike(ウェビック)のみだという。
ウェビックのよう講習を受け、専門の窓口を設置しショウエイのアフターサービスに対応できなければ正規販売店になるのは難しくなる。これによりショウエイのヘルメットを取り扱うショッピングサイトは激減することが予想できる。
またウェビックで購入する際にもいくつかの確認事項にチェックを入れていかないと購入するボタンが表示されずクリックしてカートにいれることもできなくなっている。
ヘルメットを購入すると保証書が同封される
2019年6月3日よりショウエイのヘルメットを購入すると3年間有効の保証書が同封されるように。
保証内容は以下のように記載されている。
保証期間内に本製品の材質あるいは製造上の瑕疵(かし)があると認められる場合、保証適用の条件に従い、修理に関わる部品及び工賃含め修理または交換を無償で行います。
いかにも固い難しい文章で書いてあるが、要するに通常使用での経年劣化や事故などでの損傷、オートバイの保護帽以外での使用による損傷は保証対象外ということらしい。
対応の窓口は購入した店舗が行う。
まとめ
今回の制度をまとめると
- ショウエイのヘルメットを販売できるのは正規認証された店舗のみ(ネット通販も含む)
- ショウエイ製品には3年間有効の保証書が同封。
この制度に対する個人的な意見としては、
ショウエイヘルメットのメンテナンスの知識、フィッティングの重要性、各機能の把握に貢献できる制度になると思う。
が多少強引な制度に感じる方もいるのではないだろうか。
各人が良く利用してたサイトが利用できなくなるのは不便なことである。またヘルメット帽体そのものならフィッティング等必要に感じるが、シールドなどのパーツまで規制する必要はないのかと。
また3年保証の内容もあまり使えるシーンがなさそうに感じてしまう。
まだまだこの制度に関しては改善の余地あり、と感じている。
しかしこの制度の影響はすでに表れていて、Amazonや楽天等の正規販売店ではないショッピングサイトではショウエイの新作ヘルメットは販売されていない。
そして制度が始まる前の在庫があるヘルメットやパーツの価格が上がってきている。
今回の制度、時代の流れとしてネット通販にてヘルメットを購入する方の増加、そしてフィッティングが合わない・思っていたのと違う、などのミスマッチの声が大きくなっていったのも背景にあると感じる。また実店舗が近くにない等の方はネット通販に助けられることが多いだろう。AIやVR技術が進化している現代、こうしたミスマッチが防げるような時代も遠くないだろう。
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それではまた別の話で。
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