今回は
- バイクに乗っている
- コレから乗る予定
- 乗る予定はないけどバイクが好き
- 一旦バイクを降りて車に乗っているけど未練が
- ベルが好き
そんな方々にぴったりな「ガーディアンベル」というモノを紹介していきます。
きっとプレゼントしたくなるような構成で話して行くのでよかったら読んでみてください。
【 目次:Contents 】
ガーディアンベルについて

ガーディアン・ベルとは、バイクに取り付けることで道路に住み着いた悪霊を追い払い、ライダーを護ってくれる小さな金属製のベルのこと。
アメリカのバイク乗りの間で語られる「ガーディアン・ベルの伝説」を簡単に和訳したので時間があったら読んでみてほしい。(私訳の部分もあるので悪しからず)
長ったらしい伝説を読んでられないせっかちさんのために、この後の「ガーディアン・ベルの6個のルール」にこの伝説に出てくる大事なポイントが含まれているのでそこまで飛ばしても構わない。
ガーディアン・ベルの伝説
これは、ある日の夜遅くにメキシコへの旅から帰路についた年老いて灰色の髭を生やしたバイカーの話である。 彼のサドルバッグには、彼が働いていた孤児院に住む子供たちへのプレゼントやアクセサリーが入っていました。
冷たい砂漠の空気の中を一人で走りながら、彼は自分の人生、孤児院の子供たち、バイカー仲間、そして何よりも自分を失望させないバイクに幸せを感じていた。
彼はこのバイクで何マイルもハイウェイを走り、バイク乗りだけが理解できるような絆をバイクと築いていた。
満月が空を照らし、サボテンのシルエットが砂漠の床に不気味な影を落とす中、老いたバイク乗りは、数マイル先に次の犠牲者を狙うロードゴブリン集団が待っていることを知らなかった。
ロードゴブリンとは、古いマフラー、ゴムの破片、箱、ディーゼル燃料、そしてタイヤのパンクやチェーンやベルトの破損の原因となるもの使って、行く手に障害物を残す邪悪な小さな生き物だ。
また、動物や鹿を追いかけて無防備なバイカーの行く手を阻むこともあるそうで。
ロードゴブリンの唯一の目的は、バイカーをクラッシュさせること…
バイカーがカーブを曲がるとき、ロードゴブリンたちは全力で彼を待ち伏せし、彼をクラッシュさせ、横滑りさせました。 彼は溝の中で目を覚まし、かろうじて生きていました。 近くには、バイクから引き剥がされたサドルバッグがあった。
ロードゴブリンたちが彼にとどめを刺そうと動き出したが、彼はケガで動けずに横たわっていた。 年老いたバイカーは簡単には諦めず、サドルバッグの中のものを投げつけ始めた。そして、小さな鈴だけが残ったので、それを鳴らし始めました。….. 助けになるかどうかはわかりませんが、残される家の子供たちのことを考えると、死んでしまいたいと思いました。
意外なことに、鈴の音はゴブリンを混乱させたようで、ゴブリンは攻撃をやめてしまいました。 年老いたバイカーは希望を見出すも、まだ動けない。鐘の音がいつまでゴブリンを遠ざけるかわからないし、ゴブリンは彼とバイクの間にいて、彼が素早く逃げ出す方法がない。
遠くないところで、偶然にも他の2人のバイカーが夜のキャンプをするために止まっていた。 彼らは事故に気づかず、年老いたバイカーの30マイルほど後ろを走っていて、事故現場のカーブの手前で止まっていた。 下車すると、鐘の音が鳴り響いているのが聞こえた。 砂漠の真ん中で聞くには奇妙な音だと思い、すぐに調べに行った。
すると、溝の中に年老いたバイカーがいて、その周りをゴブリンが取り囲んでいた。 復讐心に燃えた2人は、身の危険も顧みず、道路を走るゴブリンの集団を攻撃し、何人かを殺し、残りのゴブリンを追い払った。
年老いたバイカーは彼らの助けに感謝し、お金を差し出したが、彼らは一切の支払いを拒否した。年老いたバイカーは感謝の気持ちを表したいと思い、お礼の品を持たずに二人を帰すわけにはいきませんでした。そこで年老いたバイカーは、自分のサドルバッグのタッセルから2枚の革を切り取り、それぞれに鈴を結びつけた。そして、その鈴を2人のバイクのできるだけ地面に近いところに取り付けました。
年老いたバイカーは、救ってくれた二人に、この鈴をバイクに付けておけば、道路のゴブリンから守ってくれるし、もし困ったことがあったら、鈴を鳴らせば仲間が助けに来てくれると教えました。
だから、ベルを付けたバイカーを見かけると、その人は人生で最も大切なもの、つまり仲間からの友情に恵まれていることがわかるのです。
また、ゴブリンはバイクに乗るのが好きなので、バイクに住んでいると信じている人もいます。ゴブリンは、タイヤがパンクしたり、クラクションが鳴らなかったり、何百ものトラブルの原因になるのです。
悪霊は、ベルのくぼみに閉じ込められてしまうので、ベルの近くには住めません。彼らの聴覚は過敏なので、限られた空間で常に鳴っていると、気が狂いそうになります。彼らはバイクに捕まる力を失い、最終的には車道に落ちてしまいます。甌穴(おうけつ)ができるのはそのためです。
自分で鈴を買っても魔法はかかりますが、友人や恋人からプレゼントされると、魔法は2倍になります。
バイカーからベルを盗めば、グレムリンとそれに付随する邪悪なものをすべて盗むことになります。それはあなたがベルを盗むことは賢明ではないことを意味し、結果は悲惨なことになるでしょう。
ガーディアンベルはバイカーの間では迷信というよりも伝統となっています…だから、あなたの大切なライダーへの贈り物として最適なのです。
引用:The Legend of the Goblin Bellsより
どうだっただろうか。この物語の中に大事なポイントがいくつかあったと思う。
そこで次は長年語られてる、ガーディアンベルの大事なルールを6個紹介したい。
ガーディアン・ベルの6個のルール
ルール1:自分でベルを買ってはいけない
ガーディアン・ベルが機能するためには、贈り物として受け取る必要がある。好意と気遣いによってその魔法の力は発揮され、ライダー仲間から受け取った場合は倍の力を発揮する。
ルール2:自分でベルを付けない
ベルはプレゼントした人が相手のバイクに吊るすべき。送り主は善意で神聖な贈り物をしてくれるだけでなく、善意で守護が作動するようにしてくれる。
ルール3:ベルを置いていかない
今乗っているバイクを売る場合、ベルをバイクに残してはいけない。外しておくか、保管しておくか、新しいバイクに移すべき。もし新しいオーナーにベルをプレゼントしたい場合は、一度ベルを外して自分で手渡さなければならない。意図的に好意を持って渡さないと、ベルは保護特性を持たない。
ルール4:フレームの一番低い部分に取り付ける
小さな悪霊(ゴブリン)は道端に潜んでいるため、たいていバイクを下から掴んでくる。なのでベルをできるだけ低い位置に、そしてフロントに近い位置に取り付ければ、ゴブリンが最初に掴むのはそこであり、いたずらのチャンスもなく瞬時にベルに捕らえられることになる。
ルール5:盗まれたベルは力を失う
ガーディアン・ベルは善意で作られたもの、なのでバイクと一緒に盗まれるとその力を失い、悪霊たちが自由に動き回ることになる。泥棒に待っているのは悲惨な結果になる。
ルール6:ベルは定期的に掃除して磨く
バイクを洗車するついでに、ベルを磨いて欲しい。これは、亡くなった仲間に敬意を払うための作業でもある。また、風の中にいることの意味と、自由であることの大切さを忘れてはならない。
引用:Motorcycle Bell Rules & 10 Best Picks for 2021より
コレらのルールはあくまでこう言い伝えられているだけで、バイク乗りの間でたびたび議論されているとか。
アメリカではルールが一人歩きし、
・「100マイル以上走る前にベルをプレゼントされてはいけない」
・「仲間がベルをつけるまでバイクの持ち主はベルに触れてはならない」などのローカルルールが存在するようで、ルール自体もずいぶんあやふやで厳格なものではないらしい。
ベルをつける位置にしても、ハンドル周りだったりタンデムステップ、キーホルダーなど自由に付けている方も多い。どこまでルールに則るかはバイク乗りの自由といったところか。
ガーディアン・ベルが贈り物に最適と言われる由縁であるのは「ルール1:自分でベルを買ってはいけない」という部分なのは間違いないね。企業の戦略?
またよくハーレー乗りの間だけで流行しているように思われているが、そんな縛りはないので「どんなバイク」でも気にしないでいい。車種にこだわるようなつまらない議論などしなくていいのだ。
ガーディアンベルの種類を紹介
様々な種類が存在するガーディアンベル。ここからは大まかにジャンル分けしたものを紹介していく。
動物
フクロウ、犬、馬、カエル、猫など様々な動物が揃っている。ご自身の好きな動物で探してもいいかも。
バイク(ライダー・エンジン)
バイクに乗ったライダーが彫られた物も多い。
「Shut Up And Ride!」や「Never Ride Faster」などメッセージが一緒になっているものも。
象徴(天使・マリア・十字架・祈り)
好きな方にはたまらないちょいイカついシリーズ。
スカル・ドクロ
スカル系だけでもかなりのバリエーション。
変わりもの
おっ、と思うまさかのデザインまで揃っているガーディアンベル。
友人などに付けてあげる際には「コレ」を付けていいか確認した方がいいと思う。
ベルハンガー
ガーディアンベルを取り付ける際には「ベルハンガー」を使ってボルトととも締めしてあげると取り付け箇所の幅が広がる。
ネジやボルトが固着して外れないなんてトラブルの時はこの話を読んでみて下さい。整備の際にも役に立つはずです。


終わりに
今回はバイク乗りの方への贈り物にガーディアンベルなんてものがあるよ。っていう話でした。
贈り物としての意味もしっかりしたものなのでかなり良いかなって思います。
贈る際にはこの話で知った小話も一緒にしてくれたら幸いです。
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それではまた別の話で。



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