今回は海外のヘルメットメーカーの紹介っ。
バイク乗りの中でも国内メーカーと同じくらい海外のメーカーを着用している方も多いですね。
海外のメーカーだけでもかなりの数があるのでシリーズ物になりました。
今回は第一弾。
ちなみに第五弾まであります。
第一弾なので日本でも浸透しているメーカーがメインの紹介になります。
国内のメーカーについてはこちらへ
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海外メーカー続編も(⑤まであります)
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AGV (エージーブイ)
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From イタリー
![f:id:vanken58:20180510123234j:plain f:id:vanken58:20180510123234j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/v/vanken58/20180510/20180510123234.jpg)
1947年、レザーの座席やバイクのサドル製造から始まり、翌年1948年からヘルメットの製造に着手。
創業者の Gino Amisano(ジノ・アミザーノ)と彼がいた土地名 Valenza(ヴァレンツァ)の頭文字からA.G.Vと名付けられた。
イタリアのレースで初めて使用されたフルフェイスヘルメットがAGV。
レジェンド・ライダー ジャコモ・アゴスティーニが使用し、当時の彼のヘルメットを正面から見た形が現在のロゴになっている。
その後もケニーロバーツ、バリーシーンなどの偉大なライダー達が使用してきたAGVだが、日本でこれほどまでにAGVの認知度に貢献したのは紛れもなくバレンティーノ・ロッシ。
可愛い?キャラクターやパロディデザインなど遊び心溢れる彼らしいグラフィックが特徴的であり、公道でもそのレプリカのヘルメットを着用しているライダーをよく見かける。
AGVのヘルメットの特徴は見るからに空力性能の高そうなデザイン、とくに鋭いあごのラインが目立つ。
2007年にライディングウェア関連で有名なダイネーゼに買収され子会社となっている。
ラインナップと購入出来るサイト
【参考記事】AGVのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2019/02/images-224x180.png)
SIMPSON(シンプソン)
![f:id:vanken58:20180509162106j:plain f:id:vanken58:20180509162106j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/v/vanken58/20180509/20180509162106.jpg)
From USA
一度目にしたら忘れることはないであろうデザイン。まるでマッドマッ〇クス。
その歴史は1959年にビル・シンプソンによって創業。この頃はドラッグレース用のパラシュートを開発。
こんなやつ
耐火スーツ等の販売を経て1979年初のヘルメットを製造に着手。
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https://blog.ap.teacup.com/norix/999.html
この時からいかにもシンプソンな形。当時のシンプソンのヘルメットの値段は同じアメリカのメーカーBELLのヘルメットの約2倍の値段というプレミアムライン。
熱狂的なファンが多く、数量限定のアイテムが出たら即完売するほど。
ビンテージのバンディットモデルはかなり高値で取引されている。
意外にもカー用品系の開発もしており、2000年にはチャイルドシートを作っている。
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【参考記事】シンプソンのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/05/img10384446300-320x180.jpeg)
ICON(アイコン)
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From USA
2002年登場の米国ブランド。
ヘルメットのみならずウェア・レインウェア・グローブ・ブーツも揃えてる「米国ナンバーワンブランド」と謳っている。
海外のバイク乗りの動画を見ていると、確かに「ICON」のアイテムを着用している方を多く見かける。
motoGPやsuperBIKEなどのレーススポンサー活動はあまり見受けられないが、ストリート向けのブランド、スタントチームのスポンサーは積極的。
オートバイのカスタムビルドも得意としており、クールなデザインにカスタムされたバイクでのスタント動画は圧巻。
最近は革ツナギをリリースしたので本格的にレース業界にも参入するかも
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2018/05/EKSn8_SXYAA1Jq5-683x1024.jpeg)
ヘルメットはシンプルなデザインから実にアメリカらしいド派手な物まで揃っている。蛍光塗料でのグラフィックモデル(SENSORY)が施されているモデルもある。(現在は販売終了)
SENSORY
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【参考記事】ICON のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2018/09/501647f252aa40d504f76f3e6ba78925-320x137.png)
BELL(ベル)
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From USA
ビンテージ物好きなら無視できないのがこのBELL。
自動車のパーツメーカー「BELL」が始まりの舞台。そこに入社したロイ・リクターが1954年に初めてのヘルメットを作ったことが始まり。そして1956年、ベルヘルメットはのBELL自動車部品店の1部門として設立された。
これで正式なBELL HELMETの誕生となる。
70年代アメリカでは圧倒的なBELL一強時代。
伝説のライダー ケニー・ロバーツやエディ・ローソン
モトクロスの分野ではボブ・ハンナ、リック・ジョンソンなどのチャンピオン達はBELLのヘルメットを着用していた。
1966年BELL初のバイク用のフルフェイスヘルメット「STAR(スター)」が誕生。
この形、一部の方からはボンバーマンと呼ばれ愛されており、熱狂的なファンの間でコレクションとして高額で取引されている。
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/05/Star_1.jpeg)
1980年代中盤以降、他のメーカーの登場などでBELLの人気は下火になってしまったが、デザインや機能性の見直しを行いファンは帰って来た。
そしてここ最近ネオクラシックの流行などでビンテージタイプが見直されると共にのBELLアイテムが盛り上がってる様子。
70年代のゴールド時代を知る方達がリターンライダーとしてこっち側に帰ってきた影響も。
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ビンテージ物にはゴーグルがよく似合う
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【参考記事】BELL のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/05/00fdb139c107f9db3fe6d0e04c6e848f-320x180.jpeg)
HJC(エイチジェーシー)
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From 韓国
株式会社 ホンジンHJC。1971年にホン・ワンギによって創業。
このホン・ワンギの人生の目標はヘルメット分野において日本企業に勝つことらしく、2001年、念願の日本のメーカーを抜いて世界市場シェア1位になった、、、らしい(情報のソースが韓国企業の独自調査だったりするらしい。)
ヘルメットの開発一筋で来たとあって種類・カラーリング・オプション・サイズが豊富であり、需要に合わせた柔軟な対応と現地での問屋との連携がうまく確実な取引でシェアを増やしてきた。
実はYAMAHA純正アクセサリーメーカー「ワイズギア」との密接な関係にあり、ワイズギアが誇るZENITH(ゼニス)やRol Bahn(ロールバーン)はHJCのOEM製品。(全てではない)なので知らずにHJC製の製品を使っていた方もいるのではないか。
HJCを一層有名にさせた事件がある。イタリアを代表する世界最高峰のGPライダーホルヘ・ロレンソがこの事件の被害者。
ロレンソは2012年までNOLAN(X-lite)を使用。その後HJCと契約し、1回目の更新をした直後の2015年シーズン。
カタールGP決勝にて内装が剥がれ視界を奪われる。結果は4位。(それでも4位)
同年シルヴァーストーン決勝にてシールドが曇り視界を奪われる。結果は4位。(それでも4位)
翌年の2016年シーズンにはSHARKと契約することになる。
コラボレーションヘルメットに力をいれておりMARVELシリーズやSTAR WARSシリーズがクオリティが高くカッコイイ。積極的にラインナップを増やし、人気のキャラクターなどは売り切れ&プレミア価格になっていたりする。。
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【参考記事】HJC のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2018/11/20160917224510-800x289-320x180.jpg)
【参考記事】HJC の「コラボヘルメット」の詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2018/11/ae067f349d84fed6610158a2de199fc1-320x180.jpg)
Suomy(スオーミー)
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From イタリア
オートバイ、自転車用ヘルメットを作っていて、始まりは1997年ウンベルト・モンティによって設立。
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モンティはあのヤマハに長年エンジニアとして勤めておりその後独立。
BELLやDIC(大日本インキ工業という日本のメーカーで現在は撤退。
本間利彦や小林 大選手が使用していた)のヘルメットの問屋を経てヘルメットの製造業者になる。ちなみに最初に製作したヘルメットはモトクロス用だったらしい。
日本に縁が深いためかトレードマークは赤い丸。2000年にオートバイメーカードゥカティと業務提携をきっかけに、SBKなどで活躍する世界のトップライダー達に被られている。
破産をきっかけにインドネシアのヘルメットメーカー「KYT」に買収され製造はインドネシア、その他はイタリアという生産方式を取っている。
ヘルメット以外にもその独創的なデザインを生かした様々な製品を作っている。(自転車用ヘルメット、服、香水、皮小物、フェンシング用の面など)
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【参考記事】Suomyのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/03/Suomy-320x167.png)
【参考記事】KYT のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/04/kytjapanlogo-1.gif)
NOLAN(ノーラン)
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From イタリア
1972年に始まったイタリアのメーカー。イタリアでのシェア率はナンバー1とのこと。ノーラン製のヘルメットの部品は全て自社での製作物。オーストラリア出身のmotoGPトップライダー ケーシー・ストーナーが使用していたことで知ってる方も多いのでは。
バイク量販店などでお目にかかることがあるX-liteはこのNORANのブランドのうちの1つである。
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ノーラングループ => 「会社名」
ちなみにノーラングループは「NOLAN」「X-lite」の他に「G-MAX」「ncom」と4個のブランドを展開しているかなり大きいメーカー。
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/04/NOLAN_BRANDS.001-1024x720.jpeg)
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【参考記事】NOLAN のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/04/nolan_logo-320x180.png)
【参考記事】X-lite のヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
![](https://helmethacker.com/wp-content/uploads/2021/04/x-lite_logo-320x180.png)
まとめ
今回はここまで。
この辺押さえておけば貴方はなかなかのヘルメット通になっているはず。
まだまだ紹介しきれていない海外のヘルメットメーカーがあります。興味があれば第二弾も読んでみてください。
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それではまた別の話で。
三大通販サイトのヘルメット売れ筋ランキング
メーカーまとめの話一覧
日本国内のメーカーまとめ
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海外のメーカーまとめ1〜5
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ヘルメットに関する話
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バイク乗りに読んでほしい話
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