海外のヘルメットメーカー紹介 第4弾。
人気の「海外ヘルメットメーカーの話」も4作目に突入。
今回はオフロードタイプに特化したメーカーが少し多いかもしれません。
林道・オフロードを嗜むバイク乗りの方はよくチェックしてみて下さい。
それではどうぞ。
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SCORPION(スコーピオン)

・From アメリカ
あまりお馴染みのないメーカーに感じる方も多いと思うが、少し前まではスズキの純正ヘルメットに採用されていたメーカー。

現在は内装やバイザー等のパーツのみ取り扱っておりヘルメットそのものの販売はしていない。
2000年代初頭に登場したスコーピオン。品質は高く値段は手頃なヘルメットで人気を伸ばす。
motoGPやダカールラリーでも使用されている。
アメリカの顧客満足度を調査するJ.D. Powerの2011年レポートによると
- 1位 Arai(アライ)
- 2位 Icon(アイコン)
- 3位 SHOEI(ショウエイ)
- 4位 ハーレーダビッドソン
- 5位 スコーピオン
とアメリカのメーカーだけで比較するとICON、ハーレーに次いで第3位。国内のメーカーで例えるならOGK KABUTOのようなポジション。(しっかし海外でもアライ、ショウエイの人気は流石)
安全規格もしっかり取得しており、アメリカの規格DOT、おなじみSNELL、そして近年ではECE22.05も取得しヨーロッパへと市場を広げている。
安全規格についての詳細はこの話を見て下さい
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シンプルなヘルメットからアメリカらしい攻めたデザインのヘルメットを展開しており、EXO-COMBATはアメリカンでも似合うフルフェイスの話でも紹介している。
SCORPION (スコーピオン) Exo-Combat ソリッドブラック システム フルフェイス ヘルメット 919538 S (頭囲 55cm~56cm) 919538
MOTORCYCLE STOREHOUSE (モーターサイクル ストアハウス) SCORPION Exo-Combat Ratnikマットグリーン M フルフェイス ヘルメット システム 919551
ラインナップもフルフェイスからハーフ、オフロードタイプと幅広く揃っている。
【フルフェイス限定】アメリカンでも似合うフルフェイスの話【6選】今回はアメリカンバイクに似合うヘルメットをフルフェイスタイプに絞って紹介。 ハーフやジェットもかっこいいですが、風が吹き付ける厳し...
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O’NEILL(オニール)

・From アメリカ
モトクロス・サイクリングのウェア関連を製造しているメーカー。
創業者のジム・オニールが地元のライダー達にモトクロスのスペアタイヤやパーツを販売したのが始まり。
ヘルメットのラインナップは
現行だと10・5・3・2シリーズ(数字が大きいほどハイエンドモデル)過去のモデルには8や7シリーズもある。これらはゴーグル使用前提のシールドがないモデル。
Oneal オニール 5 SERIES BLOCKER HELMET BLACK/ TEAL 2018モデル オフロード ヘルメット ブラック/Teal XXL(63~64cm)
O’Neal ヘルメット 3 Series 2020年 モデル Attack 2.0 ブラックネオンイエロー/L [並行輸入品]
Sierra II シリーズはインナーサンバイザーとシールドがついたデュアルパーパスタイプ。
Oneal オニール Sierra II Slingshot Helmet ヘルメット オレンジ L(59~60cm)
Slat シリーズはビンテージモトクロスタイプとなっている。
ONeal オニール SLAT HELMET 2019モデル オフロードヘルメット トーメント ブラック/ホワイト XXL(63~64cm)
ちなみにスノーボードウェアやサーフウェアで有名なメーカーにもO’NEILL(オニール)があり混同しがちだがスペルも違う別のメーカー。

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FOX(フォックス)

・From アメリカ
1974年創業。モトクロス・BMXやサーフ・ウェイクボード等のアクティブスポーツ全般のギアやアパレルを販売している大手メーカー。元はレース用のサスペンションやエンジン部品の製造を行っていた。モトクロスのレースに出場した際、FOXの選手達が着ていた「レッド・イエロー・オレンジ」のユニフォームが反響をよび問い合わせが殺到するほど。
そんな過去もあってかFOXはアパレルが豊富。有名なファッションブランドのSupremeとコラボレーションしたアイテムも出ている。


ヘルメットのラインナップは現行モデルはV3・V2・V1となっている。(数字が大きいほどハイエンドモデル)過去モデルにはV4まであった。全てゴーグル使用前提なのでシールドはついていない。
FOX(フォックス) V4ヘルメット RACE(レース) オレンジ(マット/後頭部グロス仕上げ) L(59-60cm) 11602-009-005
FOX フォックス V3 Creo Helmet オフロード モトクロス ヘルメット 街乗り(L(59~60cm) Teal)
FOX(フォックス) V1ヘルメット RACE(レース) オレンジ XL(61-62cm) 07129-009-006
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FLY(フライ)

・From アメリカ
1998年創業。モトクロス・BMX・スノーモービル・水上スキー・ストリート等のギア、アパレルを取り扱っている。
ゴーグル・ウェア・プロテクター・グローブ・ブーツ・ジャージに給水リュックまで本当に幅広いアイテムを展開している。
オニールやフォックスに比べると値段も手ごろ。
DOTやECEを取得しており、FLY RACING JAPANという日本の正規店があるのでそこで販売されているヘルメットはPCS、SGも取得している。
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ストリート部門もあるためフルフェイスやジェットタイプ、ハーフタイプのヘルメットもある。


Fly Racing 2020 キネティックヘルメット – Rockstar XX-Large イエロー 73-33092X
FLY Racing キネティック ソリッド ヘルメット フルフェイス ヘルメット モトクロス オフロード ATV UTV 自転車などに (マットブラック M)
ゴーグル使用前提のヘルメットのラインナップが多いが、トレッカーというシールド付きのモデルがある
Fly Racing 73-7011S トレッカーヘルメット
FLY Racing Trekker ソリッドヘルメット フルフェイス オートバイヘルメット 男女兼用 (マット、ブラック/グレー/レッドスモール)
シールド付きのオフロードヘルメットの話はこちら
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SHIFT(シフト)

・From アメリカ
1996年創設。モトクロスのヘルメット・プロテクター・ジャージ・ギア、そしてアパレルを展開。
FOXの経営者同士の意見の食い違いから生まれたメーカーであり、FOXの子供的な存在。
ヘルメットも共通の物を使用していることがある。(前モデルのFOXのV1とSHIFTのアザルトは同じヘルメット)
シールド付きのモデルはなく全てゴーグル使用前提のオフロードタイプヘルメット。ジャージやグローブ、アパレルなどのラインナップがある。
リブランディングを実施し、ロゴの一新、スタイルの異なる三つのレーベルを立ち上げている。
FOX(フォックス) V1ヘルメット RACE(レース) オレンジ XL(61-62cm) 07129-009-006
Shift シフト 2019年 WHIT3 ホワイト ヘルメット マットイエローネイビー/L(59~60cm) [並行輸入品]
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KYT(ケーワイティー)

From インドネシア
1998年設立。デザインはイタリアのメーカーSUOMY(スオーミー)と共同開発。
モータースポーツの支援に力を入れており、motoGPや、MXGP(モトクロス選手権)、EWC(エンデューロ世界選手権)で使用しているライダーもちらほら。
2015年に本社工場がインドネシア初のSG認証工場として承認される。KYT ジャパンを立ち上げ本格的に日本市場に進出している。
台湾ではすでにかなりのシェアがある様子。
ラインナップはフルフェイス・ジェット・システム・オフロードと一通り揃っている。
値段は決して安くはないがカラーリングが独特で他のメーカーとも被らない、けど悪くないデザインなのはさすがイタリアデザインか。
Amazonでの取扱いが多いのも〇。
KYT Falcon Faster Helmet 2018モデル フルフェイスヘルメット ブラック/イエロー L(59~60cm)
KYT ヘルメット オフロード ストライクイーグルニューヨークレッドフロー New York RED Fluo S YJEA0005S
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終わりに
以上 大人気シリーズ?の海外のヘルメットメーカーの話その4 でした。
今回はモトクロス系のメーカーを多めに紹介したところ、アメリカンなメーカーが多めになっていました。それだけUSAではモトクロス文化が進んでいるということか。
日本のメーカーでもアクティビティなスポーツに特化したメーカーがあっても面白そう。
今回はここまで。
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それではまた別の話で。
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