今回はド派手なグラフィックでおなじみのメーカーICONの話。
made in U・S・A のICON。
2019年1月時点での現行ラインナップと個人的にカッコイイと感じたグラフィックモデルを紹介。



ICONとは
2002年に登場したオートバイ用のヘルメット・ジャケット・パンツ・プロテクター・グローブ・ブーツ・レインウェア・バックパック・アパレルを取り扱うメーカー。
アメリカで権威のあるJDパワーに調査によるとオートバイのヘルメットの顧客満足度調査2011年度(J.D.Power/Motorcycle Helmets Satisfaction Study 2011)の結果は以下の通り。

ICONがアライと1位タイ。ちなみに2010年では
- アライ
- ショウエイ
- ICON という順位だった。
米国のメーカーだけでみるとハーレーダビッドソン、スコーピオン、ベルと大差をつけている。米国でもっとも勢いのあるメーカーといえるだろう。
この手のメーカーの傾向としては、motoGPをはじめとしたレース、やモトクロスレースのスポンサーになっていることが多いが、ICONはストリート文化に重きを置いており、多くのバイクスタントライダーのスポンサーをしている。
日本においてはAFG MOTOSPORTS(エーエフジーモトスポーツ)が正規輸入代理を行っており、ここで販売するヘルメットにはPSCマークを取得している。少し前まではナップス等のオートバイ用品店でICONを見かけることもあったが、最近は取り扱っていないが、東京の横田基地の近く、茨城県つくばにAFG MOTOのショップあるので機会があれば行ってみてほしい。
http://shop.afgmoto.com/html/newpage.html?code=1
YouTubeではICONの公式チャンネルがあり、アイテムの紹介の他、バイクスタントの動画を見ることができる。かなりカッコイイので時間があれば見てみてほしい。


AIRFRAME PRO (エアフレーム プロ)
・フルフェイスタイプ



ICONが誇るスポーツタイプ向けのフラッグシップモデルがエアフレーム プロ。スポーツバイクに乗った際の姿勢を考慮した新設計でジャケットの首元と干渉しないようになっている。
安全規格はアメリカお馴染みのDOT、ECE、SAI(オーストラリアの規格)PSC、そしてMFJ公認なのでレース使用が可能。

重量は1580g(Mサイズ)SHOEIのX-fourteenとだいたい同じくらい。
内装は全て取外し可能。
シールドにはオプションでティアオフシールドが用意されており、本格的なレース使用にも対応。
性能は十二分。独特な形状で個性も際立つ。アライのRX-7X、ショウエイのX-Fourteen、HJCのRPHA11等のレースに向いているヘルメットに比べて知名度が低いため他の人と被りたくない方は狙い目。
おすすめグラフィックモデルはブロザック

AIRFLITE (エアフライト)
・フルフェイスタイプ


インナーサンバイザー装備のフルフェイスタイプヘルメット エアフライト。
特筆すべき点はシールド。アゴの下の端まで覆う形状で他のメーカーにはないスタイルのヘルメット。ジェットタイプのようなシールドだがしっかりフルフェイスのヘルメットなので安全性は〇。

インナーサンバイザー装備の為、重量は1690g(Mサイズ)と少し重い。
内装にはスペースを確保しているためスピーカー取付、イヤホンの収納などが可能。
唯一の形状を持ちながらも、ツーリングからスポーツ走行まで快適にしてくれるアイテム。
おすすめグラフィックモデルは廃盤モデルのmainframeでも人気のあったSKULL-スカル

シールドの面積が多いのでシールドの色で遊ぶとガラッと印象を変えることが出来る。
AIRMADA (エアマーダ)
・フルフェイスタイプ


価格が安く性能に優れたコスパの良いモデルがエアマーダ。
- 重さ1550g(Mサイズ)
- 内装フル脱着
- シールド簡単取外し
特筆すべき点は特にはない。基本的なフルフェイスの性能を誇っている。
グラフィックモデルのラインナップが多く自分好みのグラフィックモデルを選ぶことが出来る。
おすすめグラフィックモデルはCHANTILLY-シャンティリー
ALLIANCE (アライアンス)
・フルフェイスタイプ


ICONヘルメットの中で最も安価なエントリーモデルアライアンス。
- 重さ1600g(Mサイズ)
- 内装フル脱着
- シールド簡単取外し
基本的な性能は押さえてあるのでICONヘルメットを所持してみたい方には手の出しやすいモデル。
エアマーダに比べグラフィックモデルのラインナップが乏しいのと派手さ加減が少し物足りない。
おすすめグラフィックモデルはルシファー
ALLIANCE GT (アライアンス ジーティー)
・フルフェイスタイプ



アライアンスにインナーサンバイザー装備したのがアライアンスGT。
インナーサンバイザー装備されているのだが、なんと重さは1600g(Mサイズ)とアライアンスと同じ重さ。
値段ばっかりは少々高い。グラフィックモデルのラインナップも少し充実している。
おすすめグラフィックモデルは可愛い女の子が描かれた2つ。
USA金髪美女ならDC18
チャイナ娘ならDL18
VARIANT (ヴァリアント)
・オフロードタイプ


ICONヘルメット唯一のオフロードタイプ。シールド付なのでいわゆるデュアルパーパスタイプ ヴァリアント。
このようなタイプのヘルメットも増えてきたがヴァリアントはかなり攻撃的な印象をもってしまう。
重量は1650g(Mサイズ)と少し重い。
サンバイザーは少し短めのため日よけ高価はあまり期待できない。風の抵抗は受けにくいがそれでも高速走行では多少気になる。
ベンチレーションは良く効くのとICONのハイドラドライの内装も合わさりそれなりに快適。
このてのデザインのヘルメットはオフロードタイプ・モタードタイプのバイク以外はあまり似合わないことが多いが、ヴァリアントの場合はストリート色が強いのかストリートファイター系のバイク、ネイキッドバイクでも意外と似合ってしまう。
おすすめグラフィックモデルは攻撃的なバトルスカー
おわりに
米国ナンバー1ブランド ICON。
細部の作りこみが甘いところもたまに見受けられるが唯一無二のグラフィックを誇りストリートのバイク文化に大きく貢献している。
ヘルメットだけでなく、ウェアがグローブ、ブーツなどもカッコいいので上から下までICONで染めてみてもいいかもしれない。
それではまた別の話で。


