今回は「FLY racing(フライレーシング)」というメーカーの話。
オフロード関連に強いメーカーだが、会社もアクティブなフライは幅広い分野で活躍している。
結構驚くほどの幅広さなのでよかったら読んで見て下さい。
【 目次:Contents 】
FLY racingについて
1998年にモトクロス業界向けのハンドルバーとヘルメットのメーカーとして米国で誕生。
FLY racing が誕生した背景としては、1960年からある大企業「Western Power Sports(ウエスタンパワースポーツ)」社、通称「WPS」のモトクロス関連のブランドとして生まれている。
WPSは現在、「FLY Racing」の他にもヘルメットブランド「GMAX」、アメリカンバイクに焦点を当てたヘルメットやアパレルを製造する「Highway 21 」、オートバイ用のタイヤメーカー「SHINKO」など複数のブランドを展開している。「FLY racing」もこのうちの一つということ。
そんなフライが注目を浴びるようになった要因は価格設定にあったという。
手頃な価格商品を購入できる、それでいてその製品はデザインや素材、構造などは他の高スペックブランドと同等だった。
これはやはりバックにいる「WPS」の徹底された製品工場におけるオペレーションによるものだったといえる。
2000年代に入るとモトクロス以外にも「MTB(マウンテンバイク)」の世界にも進出するもモトクロス用に作った製品の再利用と言える代物だったためか、性能が中途半端で評判はいまいちだったらしい。
しかし、MTBやモトクロスが好きな本物の社員に恵まれたフライは製品を進化させラインナップを絶えず更新し続け現在のような世界40か国以上で製品を提供できるような企業となる。
また現在のフライがカバーするジャンルは幅広い。
- モトクロス(オートバイ)
- ストリート(オートバイ)
- スノーモービル
- MTB(マウンテンバイク)
- BMX(自転車版モトクロス)
- 水上スキー
- パーツや工具、用品など
となっている。
そしてどれらもヘルメットだけでなくウェア、レインウェア、ブーツ、グローブ、リュックバック、ゴーグル、プロテクター、デカール(ステッカー的な)など頭の先から爪先までフライに染まれるほどの豊富なラインナップ。
オフロードに特化したメーカーと思っている方も多いと思うが、「ストリート」というカテゴリが公式サイトにもあるほどオンロード用のヘルメットのラインナップも豊富。
そんな気になるラインナップは次で紹介する。
ヘルメット紹介
Formula Carbon (フォーミュラ カーボン)
FLY racing が誇るカーボンを使用したフラッグシップモデル。
気になる重量は1290グラム(M・Lサイズともに)と数字だけを見ればそんなに軽くは無いものの、ふんだんに盛り込まれた機能を含めていると考えるとかなり頑張っている重さと言える。
- エネルギー軽減材料を使用し従来のヘルメットよりも衝撃を大幅に改善した構造設計の適応衝撃システム(AIS)を採用。
- 低速の衝撃および回転衝撃の吸収を最大化した衝撃エネルギーセルを使用。
- Conehead®二重密度発泡ポリスチレン(EPS)テクノロジーは、より柔らかいライナーを実現。
- ヘルメットより衝撃を吸収するボリュームEPSを使用
- 高機能ベンチレーション
フラッグシップの名に恥じない高性能のヘルメットと言える、ただ値段もフラッグシップ。
Formula CC(フォーミュラシーシー)
上で紹介した 「Formula Carbon (フォーミュラ カーボン)」に対して帽体が「カーボン」と「グラスファイバー」を使用しているのが「Formula CC」
機能面ではほとんど遜色ないのだが、重量が若干違う。
Formula Carbonが1290gだったのに対し
Formula CCは1340グラムと50g重い。
たった「50g」と思うかもしれないがメーカーはこの僅かな重さを削るためにたくさんの企業努力しているし、レースの世界を戦うライダーにとってこの重さはシリアスに受け止めている。
Kinetic(キネティック)
フライレーシングのオフロードヘルメットの中でも最もお手頃な価格の「キネティック」
耐久性がありかつ軽量のポリマーシェル、二重密度EPS(発泡スチロール)ライナー。
取り外し可能で洗える内装とTFV(True Functional Ventilation)と呼ばれる高性能ベンチレーション。
必要最低限以上の機能と「ECE」「 DOT」承認済みの安全性を誇っている。
オフロードの世界に入る初心者ヘルメット最適解の一つ。
Trekker(トレッカー)
本格オフの「フライ」がお送りするシールド付きオフロードヘルメット トレッカー。
機能面においては上で紹介した「キネティック」と大体同じ。
ただし搭載された10箇所を超えるベンチレーションと耐久性に優れUV保護加工のシールドを備えている。
ツーリングももちろん出来るが、機能的にはかなり本気のオフロードを想定して作られている。
そして値段もお手頃。
Sentinel(センチネル)
フライのインナーサンバイザー付きフルフェイス。つまり「オンロード」ヘルメット「センチネル」。
- ECE / DOT承認済み
- 耐久性があり軽量のポリカーボネートブレンドシェル
- 二重密度EPSライナー
- 曇り止めコーティングと耐擦傷性のシールド
- 取り外し可能、洗える内装
- 6つの調整可能な吸気、5つの排気をもつベンチレーション
これらの機能があり普通にフルフェイスとしては優秀。
オフロードに強いフライだが、オンロードヘルメットもチェックしてみて欲しい。
Revolt(リボルト)
こちらもフライのオンロードフルフェイスヘルメット。
- ECE / DOT承認済み
- 耐久性があり軽量のポリカーボネートブレンドシェル
- 二重密度EPSライナー
- 曇り止めコーティングと耐擦傷性のシールド
- 取り外し可能、洗える内装
機能面においては「センチネル」とほぼ同等。
インナーサンバイザーが付いていないのでソリッドカラーで比較した際にはこちらの方がお手軽価格。
Tourist(ツーリスト)
簡単に顎のパーツの付け外しが可能なツーリングヘルメット「ツーリスト」
フルフェイスからジェットに変形出来るヘルメットとなる。
インカムなどのスピーカーが付けられるスペースが内装に搭載しているので通勤からロングツーリングまでこなしてくれる。
Odyssey(オデッセイ)
インナーサンバイザー付きシールド付きオフロードシステムヘルメット「オデッセイ」
特徴が渋滞してしまったが、バイザーが付いたシステムヘルメット。またはアドベンチャーヘルメット。またはデュアルパーパスヘルメット。
スピーカーポケットも搭載。オンロードも林道もロングツーリングもなんでも任せられる頼れるやつ。
バイザーが短めなので高速道路などでも強風の影響を受けにくい。
終わりに
今回はオフロード関連はもちろんオンロードもアクティブなメーカー「FLY racing(フライレーシング)」の話でした。
ヘルメットはもちろん、オフロードジャージ・グローブ・ブーツ・その他もろもろもとても魅力的なアイテムが多いので気になった方はチェックしてみてください。
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それではまた別の話で。
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