ヘルメット

【Schuberth】ヘルメットのスペシャリスト シューベルトの話【ドイツ、フリップアップ、システム】

今回はドイツのヘルメットのスペシャリストメーカーSchuberth(シューベルト)」の紹介。

シューベルトは1922年に創業したので2022年でなんと100年の歴史になる。

バイク用・F1用・消防用・軍事用・警察用のヘルメットを作ってきた彼らの歴史とともに現在のラインナップを紹介していくので読んでみてほしい。

 

 

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Schuberth(シューベルト)について

https://www.schuberth.com/en/company/about-us.html

 

約100年間の歴史

・1922年 創業。ナショナル・ユルゲンス醸造所においてビールの箱の製造する業者として設立。この辺が実にドイツらしい。

・1929年 ヘルメット事業に参入し、皮革加工のノウハウによって軍用ヘルメットの内張りの特許を取得。

・1952年 最初の産業用(鉱業)安全ヘルメットを製作。

・1954年 初のオートバイ用ヘルメット「AERO(エアロ)」を製作

AERO
https://www.motorcyclealliance.com.au/schuberth-m1-helmet-review-next-level-lid/

 

・1956年 軍用ヘルメット「M1」をドイツ軍に提供。

・1976年 初のフルフェイスのオートバイ用ヘルメットを製作

https://www.motorcyclealliance.com.au/schuberth-m1-helmet-review-next-level-lid/

 

1979年 片手で上げれるバイザー(今では当たり前だけど)の特許出願。

1986年 オートバイ用ヘルメットの製造自社の風洞施設で設計し、空気力学的効率を最大限した最初のヘルメットメーカーとなる

・1998年 シューベルトの最初のフリップアップヘルメット(システムヘルメット)のコンセプトモデルを発表

・1998年 DOT および ECE 承認を取得した最初のヘルメットメーカーとなる。

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2000年 ニック・ハイドフェルドと共にF1に参戦

・2001年 ミハエル・シューマッハがシューベルトのヘルメットを着用してF1初世界選手権に参戦

2015年 メルセデスAMGペトロナスF1チームと共同でカーボンヘルメットを開発

・2016年 SENAと共同開発したヘルメット一体型通信システム「SC1」を発表

・2017年 雑誌MOTORRADの「ヘルメット」カテゴリーで12回連続「ベストブランド」を獲得。

・2017年 カーレースで世界最軽量ヘルメットとしてSF1 PROを発表

SF1-PRO

 

 

・2018年 14連続、雑誌Motorradのヘルメット部門で「ベストブランド」を受賞

・2019年 カーボンアウターシェル統合通信システムを備えた初のフリップアップヘルメットとしてC4 PRO CARBONを市場に投入

 

 

長い歴史で培われた技術はオートバイ用のヘルメットに生かされ、安全性はもちろんのこと、特に力を入れているのが空力音響。ドイツが持つ速度無制限道路 アウトバーンでの快適な走行を目指したこともあってかその品質は確かなもの

同じジャーマンメーカーBMWの純正ヘルメットにも採用されている。

モーターサイクル以外にも、兵士や消防士建設作業員などのさまざまな産業用のヘルメットを製造。

シューベルトは現在、マグデブルクに拠点を置き、約300人の従業員とともに、毎年 150 万個のヘルメットを生産している。

 

 

 

 

ミハエル・シューマッハとの関係

シューベルトはカーボン製のヘルメットを初めてF1の舞台に導入したメーカーとなるが、その協力者がなんとあのミハエル・シューマッハ
F1ドライバーとしては伝説の人物であり、モータースポーツに疎くても名前は知っているという方は多いのではないだろうか。

ミハエル・シューマッハ wikiより

 

シューマッハは1992年から2001年までは「BELL(ベル)」のヘルメットを着用していた。

 

しかし、1999 年の英国グランプリでのミハエル・シューマッハの事故に対応したことや、同じドイツ出身ということもあってシューベルトのファンだったシューマッハはそれまで契約していたBELL高い違約金を払い、シューベルト変更。その後F1引退するまでシューマッハはシューベルトのヘルメットを使用し続ける事になる。

 

現役引退後もシューベルトのヘルメット製作に協力していたシューマッハ。F1用のヘルメットのみならず、バイクも愛していたシューマッハをオートバイのヘルメット設計のコンサルタントとして採用

このような経緯からシューマッハのこだわりはシューベルトのバイク用のヘルメットにも宿っている。

 

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Heldとの関係

ドイツのオートバイウェアメーカー「Held(ヘルド)
グローブジャケットパンツブーツを手がけるヘルドは2018年にヘルメットのラインナップをシューベルトに委託することになった

Held made by SCHUBERTH」というコレクションになり、デザインはヘルド、中身はシューベルトという形になる

これから紹介するラインナップと合わせて紹介するが基本的にシューベルトのヘルメットの頭に「H」という文字が入るのがヘルドの証。

例:シューベルトの「C4」という商品はヘルドコレクションだと「H-C4」となる。

 

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ヘルメット紹介

ここからはSchuberthのヘルメットを紹介

C4

シューベルト初のフルフェイスヘルメットの面影を残しつつも最高の安全性・装着感・快適性を実現したシステムヘルメット「C4」。

  • インナーサンバイザー
  • 曇り防止ピンロックシート付属
  • メガネ対応の内装
  • よく効くベンチレーション

そしてシューベルトがこれまでに作った中で最も静かで快適なシステムヘルメットと豪語する空力性能から得られる静音性能が特徴。

 

 

インカムSC1」が内蔵された「C4 PRO

 

快適性・静音性・安全性そこに軽さを得た「C4 PRO CARBON

 

Held made by SCHUBERTH コレクション「H-C4

 

 

 

 

C3 PRO

何年にもわたって、シューベルト製品の中で最も人気のあるヘルメットC3」。

機能性、快適性、安全性は間違いない。

  • インナーサンバイザー
  • 曇り防止ピンロックシート付属
  • メガネ対応の内装
  • よく効くベンチレーション

静音能力も非常に高い、そして何より製作企画段階からあのミハエル・シューマッハが携わっているアイテムが「C3

現行のラインナップにはインカム内蔵の「C3 PRO」のみとなっている。

 

Held made by SCHUBERTH コレクション「H-C3

 

 

 

SR2

シューベルトの中では珍しいフリップアップしないスポーツフルフェイスヘルメットSR2」。

ピンロックシート付属しており視界の確保強力なベンチレーションによる内部の換気、そして何より空力性能を高め方向安定性が格段に他のラインナップとは異なっている。

1,300g±50と非常に軽いのも本気の表れ。

 

 

Held made by SCHUBERTH コレクション「H-SR2

 

 

 

S2 SPORT

重量、コンパクトさ、実用性、乗り心地完璧な比率を備えているツーリングスポーツフルフェイスヘルメットS2 SPORT

ピンロックシート付属、インナーサンバイザー内蔵ロングのツーリングも快適。

もちろん静音性にも長けているため、長時間乗っても疲れないのが特徴。

 

 

 

 

 

M1 PRO

シューベルトが得意とする静音性の高さを保ったまま、インカムを内蔵した快適なジェットヘルメット「M1 PRO」

インナーサンバイザーも内蔵され、額の大型ベンチレーションは内部の環境をかなり快適にしてくれる。

 

 

 

E1

システムヘルメット + オフロード =>アドベンチャーヘルメット「E1」

  • インナーサンバイザー
  • 曇り防止ピンロックシート付属
  • よく効くベンチレーション

顎のベンチレーションはかなり効率的に空気を取り込むため、激しいオフでも呼吸助けてくれる。

 

Held made by SCHUBERTH コレクション「H-E1

 

 

 

 

 

終わりに

今回は非常に歴史の長いドイツのメーカー「Schuberth(シューベルト)」の紹介でした。

フリップアップ考案者ということで彼らのフリップアップへのこだわりは高い。

またもう一つこだわり続けている空力性能の高さとその静音の凄さをぜひ体感してみてほしい

 

 

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それではまた別の話で。

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