今回の話は日本トップヘルメットメーカー「アライ」についての話。
ヘルメット選びに悩んでいる方、メーカー「アライ」をもっと知りたい方はこの話を参考にしていただければ幸いです。
【参考記事】日本国内のヘルメットメーカーまとめ話は下の記事からどうぞ
【参考記事】海外のヘルメットメーカーまとめ話は下の記事からどうぞ
【参考記事】ライバルである「SHOEI-ショウエイ-」の詳しい話は下の記事からどうぞ
Arai-アライ-について
- 日本で一番最初にバイク用ヘルメットを作ったメーカー
- 社長をはじめ社員全員がバイク乗りでバイク好き
- 世界一厳しいとされる安全基準SNELLより厳しいアライ規格
- 衝撃を躱すことに特化した丸みを帯びたヘルメットフォルム
- すべてのヘルメットが手作りのこだわり。金型まで自社製作。
創業は1902年 帽子屋さんから始まり、そこから作業用のヘルメット製造、そして新井廣武そのひと自身もバイク乗りでありであったことからバイク用のヘルメットを自作。これがAraiのヘルメットの始まりであり、今ではAraiのヘルメットが世界を魅了するヘルメットメーカーになった。
安全性に関しては真面目過ぎる程のこだわりを感じることが出来る。
Araiのこだわりは衝撃をかわすこと。かわすためには丸く・なめらか・強いことが有効である とのこと。
Araiヘルメットを表現する際によく言われるAraiは丸顔、この強いこだわりからきている。
ヘルメットにはいくつかの安全に関する規格があり、その中でも一番厳しいとされるスネル規格より厳しい独自の『アライ規格』を設定するほどの安全に対する徹底ぶり。
【参考記事】ヘルメットの「安全規格」を詳しく解説した話は下の記事からどうぞ
ヘルメット紹介
RX-7X
・フルフェイスタイプ
・2015年5月発売
キャッチコピー
「シールドシステムが、理想のフォルムを実現させた。」
アライのフラッグシップモデル。最高峰の技術がこれでもかと盛り込まれたプレミアムヘルメット。
RXシリーズといえばアライヘルメットの歴史そのものともいえる
簡潔にまとめると
- VASシールドシステムにより躱す性能が進化
- PB-SNCスクエア帽体により更なる「剛さ」「軽さ」「粘り」を実現
- ベンチレーションのスイッチを大きくし、グローブをしてても操作しやすい
- 換気性能上昇によりシールド・メガネが曇りにくい
- 抗菌・消臭・防汚性能のある内装でいつも清潔に
- 内装には調節パットが付いてあり、微調整がすぐに出来る。
等々。
別売りになってしまうがアライの曇り防止抜群のピンロックシートが取付可能。そしてVAS対応のプロシェードキットも取付可能。これは車のサンバイザーのように、眩しい時はシェードを下げればスモークシールド、夜間やトンネルの際は上に上げることでクリアーに戻すということが出来るようになる。二つともツーリングでは大活躍する。
個人的に一番実感できたのはベンチレーションによるヘルメット内部の快適性と空力性能が高く高速走行中に首を振っても持っていかれることがなく、風切り音がとても小さいこと。
ビギナーからベテランまでそして、レースシーンからツーリングまで快適にしてくれるアイテムで間違いない
デメリットとしてはお値段もフラッグシップなところ。
グラフィックモデルが多く揃っているのも魅力の一つ。
個人的にこのクラッチロウモデルのグラフィックが最高にクールだと話題。
Quantaum-J
・2012年2月発売
・フルフェイスタイプ
上で紹介したRX-7Xの値段がフラッグシップ過ぎるという方や初めてアライのヘルメットを使用してみたい方におすすめ。
曇りにくいシールド・しっかりホールド感のある内装・多数のベンチレーションとそれを簡単に操作できる設計・そして一目でアライのヘルメットと分かる伝統的なフォルム。
基本の性能は全て一級品であり、アライのヘルメットを持っているという所有感をしっかり感じさせてくれる。
ピンロックシート・プロシェードシステムも取付可能。
グラフィックモデルも豊富。
やっぱりかっこいいクラッチロウGPモデル。
VZ-RAM
・ジェットタイプ
・2018年6月発売
- PB-cLcスクエア帽体を使用。強さ・軽さ・粘りの外殻。
- 低重心設計でヘルメットをかぶった時に体感する重さは実際の重さよりもかなり軽く感じる。
- RX-7Xと同じベンチレーションシステム
- 抗菌・消臭・防汚性能のある内装でいつも清潔に
- 内装には調節パットが付いてあり、微調整がすぐに出来る。
アライのジェットタイプの空力性能にはいつも驚かされるが、このVZの特徴はかぶり心地が半端じゃなくいいところ。内装が新しくなり柔らかく脱着しやすい。ただでさえ快適なジェットタイプ+優しいかぶり心地はバイクに乗る腰もかるくさせてくれる。
ちなみにジェットタイプのヘルメットでスネル規格を取得しているのはアライだけだとか。
TOUR-CROSS3
- PB-cLcスクエア帽体を使用。
- 空力性能が良く高速走行も安定。
- 効果がしっかり感じれるベンチレーション。
- 下アゴで支えることで頭部の圧迫感なくしっかりホールド。
- 微調整が可能なシステムパットの内装。
特筆すべきはベンチレーションによる空気の流れが頭にこれでもかと感じることができる。バイザーの恩恵もあってか、空気が流れる体感はフルフェイスやジェット味わえないほど強烈。
ツアークロス3のバイザーの空力性能の高さも特徴であり、高速走行時でもいっさい邪魔ではなく、250cc単気筒のオフロードバイクのスピードなら煩わしさを感じることはないだろう。
「下アゴで支える」のキャッチコピーは伊達じゃなく、頭を締め付けないやさしいフィット感はロングツーリングでも大活躍することだろう。
V-CROSS4
・オフロードタイプ
・2014年6月発売
CT-Z
・ジェットタイプ
・2012年3月発売
キャッチコピー
「どこまでも、行こう」
「あれ?これって・・・」と思ったあなた、正解です。
白バイ隊員の着用しているヘルメットはこのCT-Zがベースとなっている。ちなみにその前はSZ-Mが原型。白バイでも採用されるアライのヘルメット。
ついでに首都高速のパトロールバイク(通称 黄バイ)はSHOEIのジェットヘルメット J-FORCE2をベースにしたヘルメットを採用していたことがある。
現在(2018年6月)アライのジェットタイプで最初からバイザーがついているモデルはCT-Zのみとなっている。(他のモデルは別売りのバイザーを付けることが可能)
シールドを開閉してもバイザーが連動して動いたりせず、低速でシールドを開けて風を感じながらも日光の眩しさをバイザーで防ぐことが出来る。
バイザーの空力性能も考えられており、高速走行でも邪魔になることがない。さすがアライといったところ。
「どこまでも、行こう。」のキャッチコピーの通り、ツーリングから街乗りまで快適に使えるヘルメット。
CT-Zに反射テープとマイクホルダーを付け、青い制服で白のCB1300やFJR1300に跨ればあなたも立派な白バイ隊員レプリカ。周囲からは反感を買われるかもしれないけど。
RX-7X SRC
・2018年4月発売
・フルフェイスタイプ
上で紹介したRX-7XそしてVZ-RAMをベースに超高性能カーボンファイバーで作られたヘルメット。
そのお値段なんと税抜き24万円(税込み25万9200円)
ここまで凄いともうよく分からないが、スペースでコスモな技術がてんこ盛りの素材とナノな素材の組み合わせが成し遂げた軽さと硬さだとか。
ちなみにSRCはSuper(スーパー)・Racing(レーシング)・Carbon(カーボン)の略。
専用のヘルメットバッグとピンロックシート、プロシェードシステムがセットで付いてくる。
お金に不自由してなく、異次元の軽さと最高のテクノロジーを感じてみたい方におすすめ。
アライの正規店のみでの販売になっているため、現時点ではネットで購入する手段がない。
私は落としてしまったことを考えただけで怖くて使用することなど出来る気がしない。
・まとめ
『サーキットユースから街乗りまで、安心と安全なバイクライフを送りたい方。』
・RX-7X
『コスパに優れたアライのフルフェイスが欲しい』
・Quantum-J
『街乗り・ツーリングがメイン、快適性と安全性を重視したい』
・VZ-RAM
『街乗りからツーリング・オフロードまで欲張りなあなたへ』
『本格的なオフロードを楽しみたい』
『白バイ隊員に憧れている』
『最高の物をかぶりたい、リッチなあなたへ』
終わりに
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