今回は国内のヘルメットメーカーの中でも新進気鋭のメーカー「WINS(ウィンズ)」の紹介。
新しい機能や洗礼されたデザインのヘルメットをリリースし、注目しているライダーも多いウィンズの歴史やラインナップを中心にお話していくのでぜひ読んでみて下さい。
【 目次:Contents 】
WINS(ウィンズ)について
誕生は2009年と国内のメーカーの中でも新しいメーカー。
石川県金沢市で元国内A級オートバイレーサー片岡匡史によって設立。
ウィンズの目新しいヘルメットやアイテムはこのアイデアマンであり、代表でもある片岡さんから生まれている。
実は「インナーバイザーが搭載されたシステムヘルメット」を国内のメーカーで初めて発売したのもウィンズであるという。
インナーバイザー付きシステムヘルメット「CR-I」
また、ヘルメットに簡単取付が可能なヘルメット用スピーカー「サウンドテック」などのツーリングを快適にしてくれるアイテムもリリース。
2011年には重さわずか1,250gのカーボンフルフェイス「A-FORCE(エー・フォース)」を発売(現在は生産終了)。驚くべきは価格で発売当時は税込で3万円台で購入できることも話題となった。
ちなみにカーボンの素材は違うものの、アライのカーボンヘルメット「RX-7X SRC」は24万円(税抜き)だったのでカーボンヘルメット=超高級品 という概念がぶっ壊された。
しかもこの「A-FORCE(エー・フォース)」はMFJ公認ヘルメットに認定されていので公式のレースにも使用可能なものだった。
そのご2014年には貼り直し可能なシールド曇りどめレンズ「FOGWIN」の開発に成功している。(国際特許取得で世界で初めてとのこと)
その後はまたまた日本で初めてのインナーバイザーつきオフロードヘルメット「X-ROAD」を発売。現在でもとても人気のあるヘルメットとなっている。
このようにウィンズは代表の片岡匡史氏がライダーであり、レーサーでもあったため、ツーリングも快適でレースでも活躍できるようなヘルメットを持ち前のアイデアで続々とリリースしているメーカーと言える。
エヴァンゲリオンとのキャンペーンもしたりと、新しいメーカーなりのフットワークの軽い注目の企業でもある。
ちなみに正式な会社名は「株式会社ウインズジャパン」
ヘルメット紹介
ここからはウィンズのヘルメットのラインナップを紹介。
A-FORCE RS(エイフォースアールエス)
・フルフェイスタイプ
・2017年9月発売
ウィンズが誇るフラッグシップモデル。ドライカーボンシェル製で出来てる、、、と聞くとさぞかし高いのだろうと思うなかれ。
定価なんと44,000円(税抜)。
気になる重量は公式によるとインナーバイザーがついて1,380g(±50g)となんとも軽い。
ちなみに軽量フルフェイス王者SHOEIのZ-7は1385g(Lサイズ)
OGK KABUTOの軽量モデルAEROBLADE 5は1410g(Lサイズ)
こう並べるとA-FORCE RSがいかに軽いかわかる。
このA-FORCE RSには「FOGWIN引き換えハガキ」が付属。ヘルメット購入後にハガキを送付すると対応のFOGWIN(F-03)を郵送で送ってくれる。
このサービスはウィンズの製品にほとんど付属している。
しかしインナーサンバイザー装備でもZ-7とほとんど変わらない重量とは恐れ入る。この軽さはツーリングでも疲れの軽減にかなり貢献する。
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グラフィックモデルのA-FORCE RS FLASH(エー・フォース アールエス フラッシュ)もラインナップに追加された。
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ジェットヘルメットタイプのA-FORCE RS JETもリリースされている。
ちなみにこのA-FORCE画像に写っているバイク。これはメガリというイギリスのメーカーのバイク。
WINS代表の片岡氏がメガリジャパンを設立し、2011年から日本正規輸入をした。その見た目と安価なことから結構注目を浴びたバイクだが2017年に日本での販売は終了している。
従来品より5mm長くなったインナーバイザーTypeCが搭載された「A-FORCE RS typeC(エー・フォース アールエス タイプ シー)」
も発売されている。
この5mmの長さが快適性にものすごく貢献しているという。
【参考記事】ライバル? OGK KABUTOのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
G-FORCE SS(ジー・フォース エスエス)
・フルフェイスタイプ
・2019年5月発売
プリプレグと呼ばれる強くて軽いドライファイバーで出来ている。
こちらはドライカーボンで出来たA-FORCE RSよりも安い32,450円(税込)となっている。
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ちなみにこのシリーズの全てに5mm長くなったインナーバイザーTypeCが搭載されている。
FF-COMFORT(エフ・エフ・コンフォート)
・システムタイプ
・2014年4月発売
5段階でシールドを開閉角度が決まるのでちょうどいい角度で収まってくれるのが嬉しい。
【参考記事】3万円以下で買えるフルフェイスの話は下の記事からどうぞ
MODIFY(モディファイ)
・システムタイプ
・2012年2月発売
- インナーサンバイザー装備のシステムヘルメット
- 重量は1650g程度
- FOGEIN(曇り防止PINロックシート同等品)が貰える
- グローブしたまま片手で操作しやすいフリップアップとベンチレーション
- 2万円程度で手に入る安価な価格
- ベンチレーションの効きがイマイチ
- サイズのラインナップが少ない。(M、L、XLのみ)
- 巻き込み風が気になる
インナーサンバイザー付きのシステムタイプヘルメット。基本的な性能を抑えていて2万円台で手に入れることが出来る。
風の巻き込みが多少気になる点とベンチレーションの効きが弱いのが欠点。
このMODIFY。システムタイプ、ジェットタイプ、システムジェットタイプとあり名前も全てMODIFYとなっている。その理由としては、
3つのスタイルにチェンジできるから。
オプションパーツを揃える必要があるが、夏はジェットタイプ、秋はシステムジェット、冬はシステムと使い分けることができる。
その代わりパーツ数がおおいので安全の為にも点検・整備を忘れずに行ってほしい。
システムタイプヘルメットをご使用の皆様へ。WINS公式ページ
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【参考記事】おすすめのシステムヘルメットの紹介した話は下の記事からどうぞ
X-ROAD(エックスロード)
・オフロードタイプ
・2015年4月
- インナーサンバイザー装備
- FOGEIN(曇り防止PINロックシート同等品)が貰える
- 2万円前後の安価でコストパフォーマンスに優れる
- 3つのスタイルにチェンジ可能
- 1600gとオフロードタイプでは重め
- サイズのラインナップが少ない。(M、L、XLのみ)
インナーサンバイザー装備のオフロードタイプヘルメット。シールドが付いているのでアドベンチャータイプのヘルメットなのだが、3スタイルの使い分けが可能。そのままでトレイルスタイル、シールドを外しゴーグルを付ければモトクロススタイル、バイザーを外してストリートスタイルとして使用することが可能。
一台三役のこのヘルメット。価格もお手頃でコストパフォーマンスが非常に高い。
ただやはりベンチレーションの効きがあまりよくないとの噂。シールドの湾曲で視界が歪んで見えてしまう欠点も。
初めてのオフロードヘルメットを買いたい方や、オフロードバイクと他のバイク二台で使いたい方には使いやすいヘルメットと言える。
2018年4月に発売されたCOMBATグラフィックモデルがアーミースタイルでかっこいいのでおすすめ。
【参考記事】シールド付きオフロードヘルメットをまとめた話は下の記事からどうぞ
まとめ
国内のヘルメットメーカーの中ではまだまだ出来たばかりのメーカーWINS。
細部の作りこみがまだまだ甘いところがあるとの話が多いが、新しいスタイルのヘルメットを低価格で販売していく姿勢には注目を外せない。細かいところまで改良された時には、ヘルメットメーカーのトップ3を脅かす存在になる日も来るかもしれない。
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それではまた別の話で。
【参考記事】アライのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
【参考記事】ショウエイのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
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