今回は国内メーカー№3との呼び声高いOGK KABUTO(オージーケー カブト)の話。
アライやショウエイの影に隠れがちなカブトだが品質が良く値段も手ごろとコストパフォーマンスに優れるので初めてものヘルメットにはぴったりだと評判のメーカー。
そんなカブトの簡単な説明、そして愛されるマスコットキャラ&ヘルメットラインナップを紹介していきます。
【 目次:Contents 】
OGK KABUTO オージーケーカブトについて
オージーケーカブトについて説明すると
- 国内のヘルメットメーカー。立ち位置としては№3。
- アライやショウエイに比べ安い。
- JIS規格を取得。モデルによってはMFJ公認のためレース使用も可能。
- 安全性や快適性はアライ、ショウエイに劣らないクオリティ。静音性や内装の質は劣っているとの声がちらほら。
- 皆に愛されてやまないキャラクター 特別契約社員 Kabutoマン
Kabutoマンは惑星からやってきた謎の超時空少年。
「時空の歪み竜巻」にのって東大阪に舞い降りた。
エアロSLを装着(OGK KABUTOの自転車用ヘルメット)
ヘルメット着用啓蒙活動を担う広報契約社員。
OGK KABUTO公式Twitterより
ヘルメット紹介
F-17
Kabuto独自の最新空力技術を採用した、リアルレーシング・エアロダイナミクスモデルのフルフェイスヘルメット「F-17」
こんなキャッチーなフレーズを唄うほどの空力性能には自信がある今作の「F-17」(戦闘機みたいなネーム)
- ヘルメット上部の気流に影響を与えるクレストスポイラー
- 気流をコントロールし安定させるウェイクスタビライザー
- コーナリング中にも風を取り込むサイドベンチレーション
- シェル内部の空気を放出するトップエアロベンチレーション
MFJ公認なのでもちろんレースにも使用可能。
かなりレースに振ったヘルメットなのかと思いきや、「インカム取り付け専用スペース」「眼鏡対応チークパッド」「着脱のしやすさ・かぶり心地を考慮した内装」などツーリング使用にも抜かりない。
安全性能も申し分ないの新しいKABUTOを担う一品となっている。
【参考記事】MFJなどの安全規格の詳しい話は下の記事からどうぞ
RT-33(アールティ-33)
・フルフェイスタイプ
「世界で戦える、軽量ハイスペック・スポーツモデル。」
「F-17」が出るまで長い間フラッグシップとなってきたモデルRT-33。
OGK KABUTOの中でJIS・ECE22-05・MFJ公認を取っているのはRT-33のみ。
軽量を謳っているが、重さは1550g(Lサイズ)程度とずば抜けて軽いわけではない。
リアスタビライザーとベンチレーションによる空力性能も抜群。レースシーンや高速巡行の際に活躍してくれる。
- OGK KABUTOのフラッグシップモデル
- 曇り防止ピンロックシート標準装備
- 豊富なグラフィックモデルのラインナップ
- 空力性能の良さと軽さによるライダーの負担の少なさ
- かぶる人を選ばない豊富なサイズラインナップ
- レース専用パーツの存在
OGK KABUTOの良さとしてサイズが豊富な所が挙げられる。
RT-33のサイズチャートは以下の通りなっている。
XSサイズの下のSMALL、XLサイズの上のBIGまで用意されている。またBIGより大きい方のためにRT-33Xという帽体の大きさが異なるモデルも用意。そちらXXL~XXXLまで用意されている。好きなヘルメットをかぶりたくても自分に合うサイズがない方のためのOGKの心遣いを感じられる。
またRT-33にはレース専用パーツが用意されている。
通常のシールドよりも薄く曇りにくいシールドによりクリアな視界が確保できるが、薄く柔らかい素材で出来ているため取扱いに注意。
1回でもおとしてしまったら即交換を推奨している。
こちらはレンズが二重構造になっており視界はクリアーのまま曇りにくい性能がさらに上がっている。
水滴の侵入を防ぐ構造なのでレインコンディションの中でのレースシーンで活躍する。こちらも取扱いには十分注意。
どれも安くはないアイテムだが本気でレースに挑みたい方には必要となるパーツ。安価なOGK KABUTOのヘルメットならオプションをつけてもアライやショウエイのフラッグシップヘルメットに比べて安く済むのでやはりKABUTOのヘルメットはコストパフォーマンスに優れる。
AEROBLADE-5 (エアロブレード5)
・フルフェイスタイプ
「軽量を、快適を、スタイルを掴め。」
OGK KABUTOが誇る軽量フルフェイスシリーズ最新作。
好評だったエアロブレード3のフルモデルチェンジという意味で『4』は飛ばし『5』へ。
重量は前作より多少増えたものの、シールドの開く角度の改善、密閉性の向上、空力性能UPなどの進化をしている。
- フルフェイスタイプの軽量モデル最新作
- 曇り防止ピンロックシート取付可能(別売り)
- ラチェット式のアゴひも
- スタビライザーによる空力性能の向上
- 十分な性能のベンチレーション
- 密閉性の高いシールドと空力性能の高さによる静音性が進化
「軽いフルフェイス」で忘れてはならないのがSHOEI Z-7
フルフェイス軽量級チャンプSHOEI Z-7に挑む挑戦者 OGK KABUTO AEROBLADE 5 の比較勝負は避けては通れない。
前作AEROBLADE 3とZ-7の比較したサイトがあったので気になる方は見てみてほしい。
http://haquality.net/2017/07/21/z7-vs-aeroblade3/
OGKの公式では重量は記載されてないがAEROBLADE 5 Lサイズだと1410g程度。
ショウエイ Z-7は公式サイトによると Lサイズ 1385gとなりZ-7の方がやや軽い。
大きさもZ-7の方が少し小さい模様。
静音性やベンチレーションの効き具合は両者とも大差は感じられない。
気になるお値段はやっぱりOGK KABUTO AEROBLADE 5の勝ち。
まとめると
AEROBLADE 5 | Z-7 | |
重量 | 1410g(Lサイズ) | 1385g(Lサイズ) |
大きさ | × | 〇 |
静音性 | ドロー | ドロー |
ベンチレーション | ドロー | ドロー |
ピンロックシート | 別売り(3000円) | 標準装備 |
アゴひも | ラチェット式 | Dリング |
サイズラインナップ | XS~XXL(6サイズ) | XS~XXL(6サイズ) |
価格 | 2万6000円程度 | 3万5000円程度 |
となった。
個人的に大きさが気になるところだが、9000円の価格差は大きい。ピンロックシートを買ったとしても6000円の差がある。軽いフルフェイスが欲しい方はこの価格差をどう考えるかでどっちを選択するか分かれるところになりそう。
王者 Z-7 はこちら。
【参考記事】「Z-7」のメーカーSHOEIのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
RYUKI(リュウキ)
・システムタイプ
UV(紫外線)とIR(赤外線)をカットする「UV&IRカットシールド」搭載したシステムヘルメット
前作KAZAMI(カザミ)よりも軽量化を実現していながらも、システムヘルメットとしての快適性は健在。
特徴としては
- インナーサンバイザー装備
- UV&IRカットシールド
- インカム取付を考慮した、専用取付スペース
- メガネ対応の内装
- 内装フル脱着可能
- ラチェット式のアゴひも
街乗りからツーリングまで何不自由なくこなしてくれるだろう。
【参考記事】街乗りにおすすめのヘルメットの詳しい話は下の記事からどうぞ
EXCEED(エクシード)
・ジェットタイプ
インナーサンバイザー装備のジェットタイプヘルメット EXCEED。
ジェットタイプの基本性能は押さえつつインナーサンバイザーまで付いているのに安い。
通勤の際や、街乗り、セカンドバイク用やタンデム用に用意しておくのも悪くない。
- インナーサンバイザー装備
- COOLMAX®生地の内装で快適
- ラチェット式アゴひも
- 内装フル脱着可能
- ジェットにしては高い静音性
全体的にもスタイリッシュなでコンパクトな帽体は頭でっかちに見えなくて助かる。
非常に使い勝手のいいジェットヘルメットと言える。
おまけ:コラボレーションジェットモデル
OGK KABUTOは様々なコラボレーションモデルを発売してきた。ストリートジェットタイプのBOBシリーズがコラボレーションモデルが多い。
残念ながら生産終了になってしまった物が多いので手に入らないモデルがほとんど。
ストリートジェット BOB
「人気のワンピース」
「チキチキマシン猛レースでおなじみ ケンケン 「シシシシ・・・・」と聞こえてきそう。」
「ユニバーサルスタジオジャパンでおなじみウッディー・ウッドペッカー」
「ルパン三世」
「進撃の巨人」
「新世紀エヴァンゲリオン」
ストリートジェット RADIC
「アメコミヒーロー MARVEL」
システムタイプヘルメットAFFID
「IRON MAN」
左がウォーマシン、右がアイアンマン
・同じく AFFID 「ワンピース」
【参考記事】「スターウォーズ」や「マーベル」とコラボレーションしているHJCコラボの詳しい話は下の記事からどうぞ
OGK KABUTO
アライやショウエイに次ぐ第三の国産ヘルメットメーカー。
二社よりも安い価格で高品質で新しいヘルメット作りを怠らないOGK KABUTOはじわじわとアライやショウエイの地位を脅かしている。
安かろう悪かろう、安物買いの銭失いという表現を吹き飛ばしてくれるようなヘルメット作りをこれからも期待。
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それではまた別の話で。
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