今回は台湾のヘルメットメーカー「THH」の紹介。
台湾といえばバイク(特にスクーター)天国。
KYMCO(キムコ)やSYM、PGO、TGBなどのオートバイメーカーも知られていると思う。
そんなバイク社会の台湾で生まれた「THH」。
Amazonで見かけるシーンも増えてきてその圧倒的な安さに驚くのだが、果たして安全性・クオリティの面でしっかりしているメーカーなのか。
メーカーの歴史とともに紹介して行きますので是非読んでみて下さい。
THHについて
1974年、台湾の台南市にて設立。
「THH」という名前は設立時の企業名である「Tong Ho Hsing」から来ている。
2014年に「Tong Ho Hsing」から「Heng Da Racing(ヘンダレーシング)」と名前を変更し、よりグローバルな販売に。
ヨーロッパ、米国、オーストラリア、日本、ラテンアメリカ、中東、オセアニアなど世界へと市場を拡大している。
HengDa Racingは、常に良い品質を維持し、お客様のニーズを満たすことを企業理念としており、製品は高い基準と厳しい品質要求で発売、製造している。
世界中で市場を持っているため国内外の各種ヘルメットの認証、具体的に「AS・DOT・ECE・JS・SG・NBR・SNELL・CE・CPSC」などの認証規格をクリアする検査に対応しているとのこと。
また、台湾では数少ないISO9001:2015の認証に合格している企業でもある。
日本においては「帝都産業株式会社」が「THH JAPAN」を運営しており、お馴染みの「PSC」や「SG」を取得している。
40年以上にわたり、世界のヘルメット市場のシェアの拡大、そして支持されているメーカー「THH」
もし安全性能・クオリティに欠けるメーカーであれば、ここまでのシェアの拡大・メーカーとしての成長はなかったと言えるだろう。
ヘルメット紹介
TT-01
レトロな雰囲気を保ちながらアンチフォグシールド(曇り止め加工されたシールド)やラチェットバックルなどの近代を折り込んだネオクラシックフルフェイスヘルメット「TT-01」。
アンチフォグシールドはピンロックシート(曇り防止のシート)等を付けずにこのヘルメットのスタイルを崩さずに快適性をUP。
日本で販売するにあたってラチェットバックル式のあごひもに変更されている。
そして内装は取り外し可能。
規格はアメリカのDOT、ヨーロッパのECE、そして日本のSG規格を取得している安全性能。
これが一万円ちょっとで買えるのは価格を破壊していると言える。
T-840
スポーティな帽体とインナーサンバイザーを搭載したスポーツツーリングフルフェイスモデル「T-840」(ターミネーターっぽい)。
取り外し可能の内装とラチェットバックル式のあごひもを採用。
安っぽく見えない外見と作りだがセカンドヘルメットにも全然採用できるほど安価でこちらも一万円ちょっとの価格破壊。
T-386
インナーサンバイザー搭載のスポーツジェットヘルメット「T-386」
前頭部についた大型ベンチレーションで内部の換気性能は抜群。
吸汗速乾ドライ素材を採用し着脱可能な内装。
後頭部にリフレクターを装備しており夜間走行時でも目立つので安心。
重量は1400gとジェットとしては「普通」〜「ちょい重い」。
でも、価格はめっちゃ軽い(安い)。2個買ってもいいくらい安い。
TX-27
Amazo○nでよく見かける「シールド付きオフロードヘルメット」ナンバーワンと言っても過言ではないかも知れないほど知れ渡っている「TX-27」。
インナーサンバイザーも装備されているのでオンでもオフでも街乗りでもロングでもこなしてくれる。
- 内装は脱着可能
- UV加工のシールド
- チンカーテンが付属し、顎周りからの巻き込み風を防止&静音性UP
- バイザーは調整&取り外し可能
インナーサンバイザー装備のため1800gと少し重い&帽体の幅広さが気になるが、値段を考えると各所の機能はコスパが良い。
※小さめの作りなのでワンサイズ以上大きいのを選ぶことを推奨する。
TX-28
上で紹介した「シールド付きオフロードヘルメット」の「TX-27」の後継モデル「TX-28」。
とはいっても、機能的な変更は特にみられない。
重さも同じ1800g
バイザーの形が変わっているかな、、、くらいの変更。
「TX-27」も「TX-28」も価格はほぼ変わらないので気に入ったバイザーの形やグラフィックで決めていいかも知れない。
※こちらも小さめの作りなのでワンサイズ以上大きいのを選ぶことを推奨。
終わりに
今回は台湾の抜群コスパメーカー「THH」の紹介でした。
しっかりとした規格をクリアした品質にもかかわらず、メチャクチャ安い価格なので気になった方は一個買ってみるのはどうだろうか。
色々とお金がかかる乗り始めのライダーにもおすすめできるメーカーとも言えると思います。
ツイッターではほぼ毎日「今日欲しいヘルメット」をツイートしてます。よかったらフォローしてみてください。
それではまた別の話で。
三大通販サイトのヘルメット売れ筋ランキング
メーカーまとめの話一覧
日本国内のメーカーまとめ
海外のメーカーまとめ1〜5
ヘルメットに関する話
バイク乗りに読んでほしい話