今回はド派手なグラフィックでおなじみのメーカーICON(アイコン)の話。
made in U・S・A のICON。
レースの世界ではなく、ストリートの世界では欠かせない存在のICON。
現行ラインナップと個人的にカッコイイと感じた特徴的なグラフィックモデルを紹介。
【 目次:Contents 】
ICONとは
ド派手なグラフィックが特徴のストリートメーカー
2002年にアメリカ オレゴン州ポートランドで登場したオートバイ用のヘルメット・ジャケット・パンツ・プロテクター・グローブ・ブーツ・レインウェア・バックパック・アパレルを取り扱うメーカー。
アメリカで権威のあるJDパワーに調査によるとオートバイのヘルメットの顧客満足度調査2011年度(J.D.Power/Motorcycle Helmets Satisfaction Study 2011)の結果は以下の通りのICONがアライと1位タイ。
ちなみに2010年では
- アライ
- ショウエイ
- ICON という順位だった。
米国のメーカーだけでみるとハーレーダビッドソン、スコーピオン、ベルと大差をつけている。米国でもっとも勢いのあるメーカーと言ってもいいだろう。
この手のメーカーの傾向としては、motoGPをはじめとしたレース、やモトクロスレースのスポンサーになっていることが多いが、ICONはストリート文化に重きを置いており、多くのバイクスタントライダーのスポンサーをしている。
日本においてはAFG MOTOSPORTS(エーエフジーモトスポーツ)が正規輸入代理を行っており、ここで販売するヘルメットにはPSCマークを取得している。少し前まではナップス等のオートバイ用品店でICONを見かけることもあったが、最近は取り扱っていない模様。
茨城県つくばにAFG MOTOのショップあるので機会があれば行ってみてほしい。
http://shop.afgmoto.com/html/newpage.html?code=1
YouTubeではICONの公式チャンネルがあり、アイテムの紹介の他、バイクスタントの動画を見ることができる。かなりカッコイイので時間があれば見てみてほしい。
ちなみに「ICON」という名前は英単語の【ICON = 象徴】という意味があり、ICONを身に纏ったライダーの個性を【象徴】するという意味が込められている。
ICON ヘルメットの取扱店舗は?
少し前(2015年くらいとかかな)まではナップスや二輪館、ライコランドなどのオートバイ用品店のヘルメットコーナーでも「ICON」のヘルメットを見かけることがあったのだが、今ではほとんど見かけることは無い。
実物に触れてみたいのなら「ICON正規輸入販売」を行なっている「AFG MOTOSPORTS(エイエフジー モトスポーツ)」に行ってみて。
ヘルメットのみならず、ウェアも揃っている。
そしてフレンドリーなスタッフさんも素敵。
ICON ヘルメット紹介
AIRFRAME PRO (エアフレーム プロ)
・フルフェイスタイプ
ICONが誇るスポーツタイプ向けのフラッグシップモデルがエアフレーム プロ。スポーツバイクに乗った際の姿勢を考慮した新設計でジャケットの首元と干渉しないようになっている。
安全規格はアメリカお馴染みのDOT、ECE、SAI(オーストラリアの規格)PSC、そしてMFJ公認なのでレース使用が可能。
重量は1580g(Mサイズ)SHOEIのX-fourteenとだいたい同じくらい。
内装は全て取外し可能。
シールドにはオプションでティアオフシールドが用意されており、本格的なレース使用にも対応。
性能は十二分。独特な形状で個性も際立つ。アライのRX-7X、ショウエイのX-Fourteen、HJCのRPHA11等のレースに向いているヘルメットに比べて知名度が低いため他の人と被りたくない方は狙い目。
カーボンモデルもかっこいい。(高いけど)
AIRFLITE (エアフライト)
・フルフェイスタイプ
インナーサンバイザー装備のフルフェイスタイプヘルメット エアフライト。
特筆すべき点はシールド。アゴの下の端まで覆う形状で他のメーカーにはないスタイルのヘルメット。ジェットタイプのようなシールドだがしっかりフルフェイスのヘルメットなので安全性は〇。
インナーサンバイザー装備の為、重量は1690g(Mサイズ)と少し重い。
内装にはスペースを確保しているためスピーカー取付、イヤホンの収納などが可能。
唯一の形状を持ちながらも、ツーリングからスポーツ走行まで快適にしてくれるアイテム。
おすすめグラフィックモデルは廃盤モデルのmainframeでも人気のあったSKULL-スカル
シールドの面積が多いのでシールドの色で遊ぶとガラッと印象を変えることが出来る。
AIRMADA (エアマーダ)
・フルフェイスタイプ
価格が安く性能に優れたコスパの良いモデルがエアマーダ。
- 重さ1550g(Mサイズ)
- 内装フル脱着
- シールド簡単取外し
特筆すべき点は特にはない。基本的なフルフェイスの性能を誇っている。
グラフィックモデルのラインナップが多く自分好みのグラフィックモデルを選ぶことが出来る。
おすすめグラフィックモデルはCHANTILLY-シャンティリー
AIRFORM (エアフォーム)
・フルフェイスタイプ
ICONヘルメットの中で最も安価なエントリーモデルエアフォーム。
- インナーサンバイザー装備
- 内装フル脱着
- シールド簡単取外し
基本的な性能は押さえてあるのでICONヘルメットを所持してみたい方には手の出しやすいモデル。
グラフィックモデルのラインナップが豊富なモデルなので気になったものをチョイスしてほしい。
ALLIANCE GT (アライアンス ジーティー)
・フルフェイスタイプ
アライアンスにインナーサンバイザー装備したのがアライアンスGT。
インナーサンバイザー装備されているのだが、なんと重さは1600g(Mサイズ)とアライアンスと同じ重さ。
値段ばっかりは少々高い。グラフィックモデルのラインナップも少し充実している。
おすすめグラフィックモデルは可愛い女の子が描かれた2つ。
USA金髪美女ならDC18
チャイナ娘ならDL18
VARIANT PRO (ヴァリアント プロ)
・アドベンチャータイプ
ICONヘルメット唯一のオフロードタイプ。シールド付なのでいわゆるデュアルパーパスタイプ ヴァリアント プロ。
世界的に人気なICONのヘルメットの中でもかなり人気だったのがVARIANT(ヴァリアント)。そのヴァリアントがアップデートされた後継型がヴァリアントプロ。
独特の雰囲気は残しつつも
- 軽量化
- 首が動かしやすいフォルム
- スピーカーの付けやすい内装
などの嬉しい進化がみられる。
映り込みの少なく、曇りにくいシールドも評判のアイテム。
ヴァリアントはストリート色が強いためストリートファイター系のバイク、ネイキッドバイクでも意外と似合ってしまうのが嬉しい。
カーボンモデルもかっこいい
おわりに
米国ナンバー1ブランド ICON。
細部の作りこみが甘いところもたまに見受けられるが唯一無二のグラフィックを誇りストリートのバイク文化に大きく貢献している。
ヘルメットだけでなく、ウェアがグローブ、ブーツなどもカッコいいので上から下までICONで染めてみてもいいかもしれない。
ツイッターではほぼ毎日「今日欲しいヘルメット」をツイートしてます。よかったらフォローしてみてください。
それではまた別の話で。
三大通販サイトのヘルメット売れ筋ランキング
メーカーまとめの話一覧
日本国内のメーカーまとめ
海外のメーカーまとめ1〜5
ヘルメットに関する話
バイク乗りに読んでほしい話