もうすっかりバイク乗りのための季節。
そう、夏が来ました。
今回は国内のメーカー(Arai、SHOEI、OGK KABUTO)の新作のヘルメットを紹介。
新作を発売するたびに新しい技術を搭載してくださるメーカー様に尊敬の意をこめて。
【 目次:Contents 】
Arai-アライ-(RAPIDE-NEO,CLASSIC AIR)
RAPIDE NEO(ラパイド ネオ)
よみがえる、3本スリット
クラシックな見た目を持ちながらも現代の最新技術を盛り込んだネオ・クラシックが流れとしてきている今日。
スタイリッシュさを持ちながらもアライらしい丸い帽体、そしてラパイドの象徴3本旧作RAPIDE IRスリットを持ったラパイド・ネオ。
アライの衝撃を躱す帽体、VASシールドシステム、プロシェードシステム等アライの最新機能を搭載。ベンチレーションとは無縁のフォルムに見えるが、しっかり考えられたデザインを持っている。
グラフィックモデルラインもクラシック色全開のカラーリング。現在は「NUMBER(ナンバー)」、そして「HA(エイチ・エー)」の2シリーズを展開。特にこの「HA」。全米のロードレース選手権であるAMAスーパーバイク選手権でホンダが活躍した1980年代のカラーを再現。ロゴになっているHAという文字はアライの創始者、新井廣武(ARAI HIROTAKE)からきている。
クラシックな見た目はネイキッド、アメリカンバイク等と相性が良く公式のギャラリーでもモデルが乗るバイクはYAMAHAのXSR900やKawasakiのZ900RSカフェ、ハーレーダビッドソンが採用されている。
Arai公式 引用
CLASSIC AIR(クラシック エア) ※近日発売
クラシックジェットタイプヘルメットなのにベンチレーション機能を搭載してしまったネオクラシックジェットタイプヘルメットがこのCLASSIC AIR(クラシック エア)。
このデザインゆえにベンチレーションを搭載するということを自然と諦めていた気がするが、丸いことに特化したアライだからこそ出来た気がする。
2019年7月現在、近日発売予定。
正統派オールドスクールジェットタイプヘルメットのCLASSIC MOD(クラシック モッド)も是非チェックしてみて欲しい。
SHOEI-ショウエイ- (GT-AirⅡ,J-CruiseⅡ)
GT-AirⅡ(ジーティーエアツー)
精緻なデザインに宿す機能性、唯一のプレミアムツーリングフルフェイス
サンバイザー内蔵型のツーリングフルフェイス GT-Air。今回はその新作ということで十分すぎる機能を備えて登場したGT-AirⅡ。
簡単に比較してみると
GT-AirⅡ | GT-Air | |
インナーサンバイザー | 内蔵(前作より5mm延長) | 内蔵 |
PINロックシート | 付属 | 付属 |
インカム | SRL2取付機構搭載 | 一般的な取り付けなら可能 |
重量 | 1580g(Lサイズ) | 1540g(Lサイズ) |
特に目立つのはSENA製のインカム SRL2取付機構が搭載。これはSHOEIが誇る高機能システムタイプヘルメットNEOTEC2に搭載されていた機能。
グローブをつけたまま付け外しが出来るラチェット式のチンストラップは前作と変わらないが首に当たって痛いとの声があったが、今回位置が前にずれていることで解消されているとのこと。
重量こそ多少重くなったものの、ツーリングでは頼もしい相棒になってくれることは間違いない。
ロングツーリングが増える夏は特におすすめできるヘルメットの一つ。
SHOEIは2019年6月からネットでのヘルメット購入に規制をかけ正規認定販売店でのみの取り扱いを行うとのこと。これによってAmazonや楽天での取り扱いができなくなる可能性があります。新作のGT-AirⅡ、J-CruiseⅡも取り扱いしていませんでした。
前作GT-Air
NEOTEC2
J-CruiseⅡ(ジェークルーズツー)
最上級の機能性と快適性。インナーサンバイザー・オープンフェイスの理想形
サンバイザー内蔵、そしてこちらもSENA製インカムSRL2搭載機構を装備。
言うなればGT-AirⅡのジェットタイプヘルメット版がJ-CruiseⅡ。
サンバイザーも前作より5mm長いものを装備。ラチェット式チンストラップの位置も改善されている。
現時点ではグラフィックモデルが少ないが、新グラフィックモデルがどんどん発表されているので期待できる。
前作J-Cruise
OGK KABUTO-オージーケーカブト-(KAMUI-Ⅲ)
KAMUI-Ⅲ(カムイスリー)
“あったらいいな”を全部つめ込んだ快適追求ヘルメット。
OGK KABUTOの人気ツーリングフルフェイスシリーズKAMUI(カムイ)の新作、KAUMUI-Ⅲ。
このカムイスリーの最大の特徴はシールドにある。
大阪に本社を置く化学繊維メーカー帝人株式会社の熱線遮蔽素材を使用した「UV&IRカットシールド」を採用。簡単に言うと赤外線と紫外線を遮断して太陽光によるヘルメット内部の温度上昇を防ぎ、クリアな視界性を確保したヘルメット ということ。
内蔵のインナーサンバイザーもあるので太陽光対策は万全。カムイスリーを上回るヘルメットは私はまだ知らない。
インカム取付スペースも搭載。夏のツーリングに向けた本格的なフルフェイスヘルメットということになる。
モーターサイクルショーにて実際に被ってみたが自分はかなりしっくりきた。もしかしてカブト頭なのかもしれない。
グラフィックモデルも多く出てることからKABUTOがこのヘルメットに力を入れているとこが伝わる。
前作のKAMUI-Ⅱもチェック(値下がる可能性)
終わりに
今回はここまで。
夏にむけて各メーカーも力を入れたヘルメットを出してきた印象。
令和初の夏を快適なツーリングにするためにもヘルメット今一度見直してみるのもいかがだろうか。
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それではまた別の話で。
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