今回はアメリカのモトクロスに強いメーカー「SHIFT(シフト)」の紹介。
FOX racingとの関係、SHIFTがもつ三つのレーベルについて説明してくのでぜひ読んでみてください。
【 目次:Contents 】
SHIFT MXについて
SHIFT と Fox の関係は一言で言えば
Fox から生まれた子供が SHIFT にあたると言える。
SHIFT(シフト)が生まれた背景として、Fox racing の創業者「Geoff Fox(ジェフ・フォックス)」を親に持ち、現在のFoxを経営している「Peter Fox (ピーター・フォックス)」と「Geoff Fox(グレッグ・フォックス)」の意見の食い違いが挙げられる。
ピーター・フォックスはレースにおいては伝統的なスタイルのパンツとジャージの組み合わせが主流になると考え、グレッグ・フォックスはバギーパンツを使ったフリースタイルが流行ると考えた。
Fox はハイカラなカラーリングで伝統的なスタイルに沿ったものであったため、グレッグ・フォックスが考える「フリースタイル」を実現すべく生まれたのがSHIFT(シフト)ということ。
このような経緯からFox と SHIFT の関係性は濃く、Fox の公式サイトのカテゴリーにも「SHIFT」の文字を見ることが出来る。
そんなシフトが生まれた1996年以降、オリジナルのアンバサダーであるJeff Emig(ジェフ・エミグ)とSeth Enslow(セス・エンスロフ)が率いるシフトは、コストがかかっても自分たちのやり方で派手な広告やマーケティングを行いシフトのスタイルを確立してきた。
2000年台には辛い時代を向かえることになる。シフトを引っ張ってきたうちの1人、ジェフ・エミグが事故に見舞われ、背中の脊椎損傷、右下腿を骨折、引退を余儀なくされた。
シフトが世間から話題にされなくなっていたことへの危機感からシフトのリブランディングが始まり、三つのレーベルの立ち上げ、ロゴの見直し、スポンサードする選手の強化が行われた。
シフトの三つのレーベル
BLUE LABEL(ブルーレーベル)
最小限の抵抗でスピードを重視したレース設計のウェア。
スリムフィットだけどスムーズに可動、汗をかきぬくい通気性能を実現している。
BLACK LABEL(ブラックレーベル)
スピードを殺すことなく、けれども少しルーズに着れることを目的としたブラックレーベル。ちょうどいい感じ、を目指したウェア。
WHITE LABEL(ホワイトレーベル)
ゆるくフィット、ルーズすぎない、だから自由。シフトの創業当時の目的を思い出させるようなフリースタイルを可能にしたホワイトレーベル。
ヘルメット紹介
シフトの現行ラインナップを紹介
WHITE HELMET(ホワイトヘルメット)
「全然白くないじゃん」というツッコミに対しては説明すると先に説明した「ホワイトレーベル」に含まれるヘルメットとしての「ホワイト」。
余計なものを一切排除したデザインは高い耐久性と軽量化を目的にしている。
ベンチレーションは前面に10箇所、背面に5箇所の計15箇所。
取り外し可能な内装と実用性は◯。
ECEとDOTを取得した安全性能となっている。
そして現行のラインナップとしてはこれだけ。
ちなみにSHIFTの「WHITE HELMET」の前モデルは完全にFOXのV1(前モデル)と同じものだった。
今後ブルーレーベル、ブラックレーベルのヘルメットが出てくる可能性もあるのでその時は追記していく予定。
一つ前のモデルのSHIFT WHITE HELMET
FOX V1(前のモデル)
終わりに
今回は実はFoxの子供的な存在だったSHIFT(シフト)の紹介でした。
ヘルメットのラインナップは一種類ですが、ジャージ、グローブ、アパレルなどもあるのでチェックしてみて下さい。
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それではまた別の話で。
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