JAF(ジャフ)という言葉を知っていますか?
ほぼ100%の方が知っている言葉だと思います。
ではこの「JAF」は何の略か知っていますか?
ほぼ100%の方は知らないと思います。
答えは
JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION:日本自動車連盟です
これで貴方も他の方よりJAFに詳しくなりました。
ではこの「JAF」。入った方がいいとは聞くものの具体的に
・どんなサービスが受けられるのか?
・自動車保険(任意保険)との差は?
・年会費は?
・優待は?
・割引は?
そんな話をしていきますので良かったら読んでみてください。
【 目次:Contents 】
JAFについて
オーナードライバーの権益を保護する目的で設立された一般社団法人が「JAF」
今では当たり前に「ジャフ」と読んでいるが一昔前は「ジェフ」と呼ばれていた。(若い方はお父さんお母さん、祖父母に聞いてみて)
2021年時点では約2000万人の会員数を誇る。1億2000万人の人口の日本において1/6がJAF会員ということになる。ドライバーの人口はもっと少ないでしょうから3人に1人くらいの確率でJAF会員の可能性も。
またFIA(国際自動車連盟)に加盟しているため、70以上の国と地域で提携しているロードサービスや旅行情報提供などのサービスを受けることができる。
JAFのサービスを説明するまえに、
今回しっかりと押さえて欲しいのは「JAF」の会員特典はその会員本人に付帯するということ。
自分が所有する車でなくても、
・レンタカー
・友人や親族から借りた車
・職場の商用車
・自分が運転者じゃなくても同乗している
このような場合でもJAFのサービスを受けられる。
自己が所有する車に掛かる任意保険との違いはここであるためしっかり覚えておこう。
JAFは人、任意保険は物に掛かる
これを覚えておいて。
年会費
通常は
・入会金 …… 2,000円
・年会費 …… 4,000円
ただし
クレジットカードによる入会なら入会金が500円安くなる
・入会金 …… 1,500円
・年会費 …… 4,000円
また2年一括(500円引き)、3年一括(1000円引き)、5年一括(2000円引き)と選べ、長い方が割引も多くなる。4年一括はなぜかない。
またJAFは家族会員がお得でJAF会員の家族なら1年間2000円で会員になれる。(5人まで)
・例として夫が本会員、妻が家族会員だとすると2人で初年度は年間8000円(入会金2000円+年会費4000円+家族会費2000円)、2年目からは6000円で会員資格を持てることになる。
クレジットカード会社「JCB」と提携した「JAF・JCBカード」なるものもある。
・カードご利用金額に応じて貯まるポイントでJAF年会費を払える
・JAFの通販「e-JAFShop」では、5%引き
これらの特典、そしてこのクレカ自体が会員証の役割も果たすのでクレカも合わせて欲しい方は検討してみて。デザインは結構いい感じ。
具体的なサービス
まずこれから説明するサービスは会員なら24時間・365⽇、全国どこへでも年間利用回数に制限なしで無料で受けられるという点を押さえておこう。
ちなみに対応車種は自動車・バイク・電気自動車・ハイブリッドカー・燃料電池自動車。(ただし3,000kgを超えるバスやトラックは「燃料切れ」「キー閉じこみ」のみとのこと)
- バッテリー上がり
- パンク
- 燃料切れ
- インキー(キー閉じ込み)
- 故障車牽引(レッカー)
- 脱輪
- 雪・泥でのスタック
- 異音や異臭での駆けつけ
とまあ結構豊富に揃っている。しかし多分皆様が1番気にしているのは「自分がすでに入っているい任意保険でカバーされないところはJAFでカバーできるのか」という点ではないだろうか。ということでその差を説明する。
自動車保険(任意保険)との差
- 自然災害(地震、津波、台風、洪水など)にも対応してくれる。
この辺は任意保険のロードサービスでは対応されないので災害に備えたい方はチェック。 - スペアタイヤがなくてもパンク修理をしてくれること。
ここは「?」がつく方も多いかもしれないですが、任意保険のロードサービスは「スペアタイヤ交換」と記載されているのがほとんど。しかし最近の車はスペアタイヤを積んで無いことが多いのでその場合は修理工場までレッカーになってしまう。そう言ったケースではJAFの出番。その場でパンク修理を行ってくれる。しかもJAFのパンク修理キットで。 - タイヤチェーンの取り付け
急の積雪に対応して「タイヤチェーン」を積んでいるというかもいらっしゃると思うが、いざアレを装着しようとした際に結構面倒。慣れている方ならまだしも車に疎い方はかなり難問。そんな場合でもJAFを呼んだら装着までしてくれる。 - 雪や泥からの引き上げ
これ実は自動車保険のロードサービスで対応できないことがほとんど。スタックしても焦らずJAFを呼ぼう。 - 異音や異臭での駆けつけ
何かが起きた際に初めてロードサービスを呼ぶことをよぎると思うが、ちょっとした異変が気になった際もJAFは来てくれる。大事になる前にJAFにチェックしてもらうと愛車を重症から守れるかもしれない。
また故障車牽引(レッカー)について覚えておいて欲しいことが1点。
JAFのレッカーは15kmまで無料。
これだけ見ると「なんだ、任意保険のロードサービスの方がイケてるじゃん」と思ってしまうのだが、ほどんどの保険会社において、JAFのレッカーの距離とプラスに出来る。
・例えば「三井ダイレクト損害保険」の場合50kmまでレッカーしてくれるが、JAFに入っていると65kmとしっかり15km加算してくれる。
ぜひご自身の入っている保険をチェックしてみて欲しい。
優待や割引
JAFの会員には今まで説明したサービスの他に優待を受けることが出来る。
日本自動車連盟ということで顔が広いため受けられる優待のお店もおおい。
レジでお会計する時は「JAF」のロゴがないか探してみて欲しい。意外なお店や施設で発見することが出来るかも。
もっと深く知りたい方は「JAFナビ」というサイトで詳しくチェック出来る。
また交通安全講習会やライセンス講習会、JAF通販なども利用することが出来る。
ちなみに
下の表はJAFの出動理由と件数2020年版(一般道において)になる。
四輪
1 | 過放電バッテリー | 714,435件 |
2 | タイヤのパンク、バースト、エアー不足 | 353,073件 |
3 | 破損/劣化バッテリー | 145,934件 |
二輪
1 | 過放電バッテリー | 14,625件 |
2 | タイヤのパンク、バースト、エアー不足 | 9,160件 |
3 | 破損/劣化バッテリー | 4,364件 |
車もバイクも同じ結果となっている。そしてバッテリー関係のトラブルがほとんど。
JAFにお世話になる前に「タイヤそのもの」のひび割れや年式、「タイヤの空気圧」の点検、「バッテリー」のメンテナンスを必ず行おう。特に長期間乗らなかった車やバイクのバッテリーは過放電し易いので充電もできればやってほしい。
特にバッテリーは夏の暑い時そして冬の寒い時はもっとトラブルが増えるので季節の変わり目は注意しよう。
もし会員の方で自分で見てもよくわからない場合は、JAFのサービスの一つである「電話等により必要な助言等を行うサービス」を利用するのも良いと思う。
まとめ
今回は「JAF」についてでした。
JAFのサービスを理解して、自動車保険との「差」が分かれば会員になるかどうかの判断がし易いかと思います。
まとめですが、
JAFのサービスは会員本人にかかる
自分の車、人の車、レンタカー、カーシェアリングでもサービスが使える。自分が運転していなくても同乗していれば利用できる。
24時間・365⽇、全国どこでも利用回数制限なしで無料
自動車保険には利用回数は制限されているものがほとんど。拠点が多いので駆けつけも比較的に迅速なのも嬉しい。
優待も充実。日本でもそして海外でも
車のトラブル以外でもJAF会員ならお得にサービスを利用することができる。
私の体験談ですが、友人3人と北海道帯広の「六花の森(北海道の銘菓:六花亭の自然溢れる施設)」へ行った際に入館料が1000円から800円になりました。友人からは意外にもけっこう喜ばれました。
最近増えている車中泊やバンライフなどはバッテリーの負担が増える&バッテリートラブルがあると命取りなので入るのが吉。
RVパークなどの車中泊用の施設にもJAF会員なら割引が適用されたりもします。
くるま旅公式サイト
私個人の意見ですが、車・バイクを所有している方、乗る機会が多い方は入会しておくと会費以上の元は取れるものだと思います。
この機会に、JAFの検討してみて下さい。
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それではまた別の話で。
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